円安トレンド復帰の恩恵を受ける大型株を物色の柱に

新興株は避けるが無難、マザーズ指数は下降トレンド

=「株式ウイークリー」編集長 藤尾明彦

4月2日に米NYダウは史上最高値を更新した。ドル/円相場も104円台まで円安が進行。3月時点では103円台後半でとどまった水準を突破し、円安トレンドに復帰している。海外投資家も3月第4週には3週間ぶりに買い越しへと転じている。こうした外部環境の好転により、日経平均株価は3週間ぶりに1万5000円台まで反発。13週線、26週移動平均線を突破してきた。

4月4日発表の3月米雇用統計、7~8日の日銀金融政策決定会合のビッグイベントをこなしたうえで、3月につけた戻り高値1万5312円を明確に上抜ければ、上昇トレンド復帰と判断できる。もし反落した場合はボックス相場継続となるが、下値は切り上がっていることから、1万4300円前後でとどまりそうだ。

7~8日の日銀政策決定会合では追加緩和は見送られ、次回30日に決定されるとの見方も

期待されている日本銀行の追加緩和については、今回会合では実施されないという見方が大勢。ただ、消費税増税による景気落ち込みや株式市場の低迷が続けば、次の会合が開催される4月30日に追加緩和が決定される可能性もある。よって4月第2週以降に株価が下がった場合は、押し目買いの好機として前向きにとらえたい。

その際は、円安や海外投資家の買い戻しで上昇しやすい大型株を物色の中心としたい。一方、新興の中小型株は、東証マザーズ指数が依然として26週移動平均線を大きく割り込み下落トレンドを抜け出せていないことから、避けたがほうが無難だろう。

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