新規上場の丸和運輸は初値3100円、公開価格割れに

14年3月期の営業2ケタ減益も嫌気か

会社四季報編集部
丸和運輸機関は「桃太郎便」のブランドで輸送・配送を行う

 4月8日に東証2部へ上場した丸和運輸機関の初値は3100円と、公開価格(3400円)を下回った。初値騰落率はマイナス8.8%で、同日に新規上場したトレックス・セミコンダクター(6616)とともに、公開価格割れとなった。

 運輸関連企業は特別な成長性を予想できないとの見方が根強いうえ、2014年3月期が17.7%減と2ケタ営業減益になったこと、さらに15年3月期が5.5%の営業増益にとどまる見通しが発表された点も、投資家の買いが集まらなかった要因とみられる。

 同社は「桃太郎便」ブランドで輸送・配送事業を行っている。3PL(物流一括請負)が全売上高の約7割を占め、主要顧客はマツモトキヨシ、イトーヨーカ堂、良品計画など。小売業に特化した3PL会社で約1900社の顧客数を持つ。食品SM向け低温物流拠点投資を積極化させており、14年3月期は24拠点を計画。3PLに加え宅配事業も手掛けており、ネットスーパーの配送では業界トップ。

 配当性向は30%が目標。14年3月期は主力顧客との取引拡大、新規顧客開拓が堅調だったが、神奈川県に新設した大型物流センターや新規顧客との初期費用増、新卒採用増、燃油費増などが響き、減益となったもよう。

 比較銘柄はハマキョウレックス(9037)カンダホールディングス(9059)など。

[上場月日]4月8日        [市場]東証2部
[本社]〒342ー0008 埼玉県吉川市旭7ー1
電話048ー991ー1000 http://www.momotaro.co.jp/
[社長]和佐見勝(68歳)[従業員]2250名[設立]1978年
[業種]陸運業(倉庫・運輸サービス)

(百万円) 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単11.3 26,374 1,399 1,976 1,530 505.0 385
連12.3 46,175 3,101 2,947 1,643 542.4 435
連13.3 48,291 3,324 3,240 1,852 611.0 100
連14.3予 50,560 2,740 2,740 1,550 495.1 100
連15.3予 53,330 2,890 2,860 1,670 447.6 100~130

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丸和運輸 (9090)

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