日経平均400円超上昇、中国GDPなど支援材料に

大引けは前日比420円高の1万4417円

4月16日、東京株式市場で日経平均は大幅続伸した。写真は都内証券会社の株価ボード。昨年12月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は大幅続伸した。最近の売られ過ぎによる反発に加え、取引時間中に発表された中国の第1・四半期国内総生産(GDP)伸び率が予想をやや上振れたことなどが好感され、終日堅調な値動きとなった。

ソフトバンク<9984.T>ファーストリテイリング<9983.T>など値がさ株の上昇が寄与し、日経平均の上げ幅は400円を超えた。終値で1万4400円を回復したのは、4月8日以来約1週間ぶり。

午前中に発表された中国のGDP伸び率は前年比7.4%となり、市場予想の7.3%をわずかに上回った。昨年第4・四半期の7.7%からは減速しており、数字自体は良くなかったものの、「もともと期待値が低く、中国経済に対する警戒感が高まっていただけに、好材料として認識された」(ばんせい証券・投資調査部長の廣重勝彦氏)という。

また、麻生太郎財務相が16日午前の衆議院財務金融委員会に出席し、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の動きが6月以降出てくる。そうした動きが出てくるとはっきりすれば、外国人投資家が動く可能性が高くなる」と述べたと伝わると、先物主導で上値を切り上げた。

終日堅調な値動きを見せた日経平均は、大引けにかけて上げ幅を拡大。前日比420円高で取引を終えた。東証業種別株価指数は33業種すべてが上昇、その他金融業が5%超上昇したほか、パルプ・紙なども高かった。

ただ、懸念要因も残る。東証1部の売買代金は1兆9247億円と、きょうも2兆円を下回った。4月に入ってからの12営業日中、売買代金が2兆円を上回ったのは4日間。特に最近は商いの薄さが目立っている。eワラント証券・ヴァイスプレジデントの堤壮一郎氏は、「値動きだけ見ればかなり上昇しているが、売買代金は膨らまず、市場参加者は少ないと言える。投資家が日本株に本格的に戻ってきているというわけではない」と述べた。

個別銘柄では、日本郵船<9101.T>商船三井<9104.T>川崎汽船<9107.T>の海運大手3社が堅調。16日付日本経済新聞朝刊が、2015年3月期は日本郵船、商船三井の連結経常利益がともに700億円程度と前期推定より3割前後増える見通しなどと報じ、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり1729銘柄に対し、値下がりが49銘柄、変わらずが24銘柄だった。

(梅川崇)

日経平均<.N225>
終値      14417.68 +420.87
寄り付き    14126.87
安値/高値   14125.59─14420.3

TOPIX<.TOPX>
終値       1166.55 +30.46
寄り付き     1146.55
安値/高値    1145.73─1166.55

東証出来高(万株) 205700
東証売買代金(億円) 19247.49
 

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