日経平均は小反発、商い低調で短期筋の思惑売買が主体

大引けは前日比24円高の1万4429円

4月25日、東京株式市場で日経平均は小反発。写真は東京証券取引所。3月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反発。前場にはTOPIX先物主導で上値を試す場面があったが、日経平均1万4500円以上の水準では買いが追随せず、伸び悩んだ。東証1部の売買代金は引き続き低調で、実需勢が様子見を強めるなか、短期筋による思惑売買が主体という。

午前10時ごろからTOPIX先物に断続的な買いが入り、相場全体を押し上げた。一部では「国内年金筋の資金が入っているのでは」(外資系証券トレーダー)との見方が聞かれ、日経平均は午前10時13分にきょうの高値1万4554円32銭を付けた。買い一巡後、指数は伸び悩んだが、終値ベースではTOPIX100<.TOPX100>の上昇率が0.30%にとどまる一方、TOPIX Small<.TOPXS>は同0.65%となり、物色に広がりがみられたという。東証1部の騰落数では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数の2.5倍となった。

もっとも東証1部の売買代金は1兆7578億円と徐々に回復しているものの、10営業日連続で活況の目安とされる2兆円割れ。実需投資家のロングが積み上がっているわけではなく、「連休前でポジションを調整している印象」(準大手証券トレーダー)という。いちよしアセットマネジメント執行役員の秋野充成氏は「大筋合意に至らなかった環太平洋連携協定(TPP)や、上振れしなかったCPI、来週の日銀金融政策決定会合を前に緩和期待で買い上げる『日銀トレード』などの思惑で短期筋が売買しているだけ」と冷静にみていた。

一方、個別銘柄では決算発表を受けた売買が増えている。24日に発表された2015年3月期連結営業利益予想が800億円(前年比15.7%増)と市場予想の700億円程度を上回ったことが好感され、日立建機<6305.T>が反発。出来高は前日比2倍強に膨らんだ。半面、日中に今期の減益見通しを発表した資生堂<4911.T>神戸製鋼所<5406.T>は発表後に軟化。市場では「弱いガイダンスを示す企業が散見されるが、消費増税などの影響を警戒しているだけで想定の範囲内。全般相場への影響は軽微」(国内証券)との声が出ていた。

東証業種別株価指数では鉱業やその他金融業、医薬品が堅調。半面、不動産や証券、精密機器などが売られた。東証1部騰落数は、値上がり1202銘柄に対し、値下がりが474銘柄、変わらずが131銘柄だった。

日経平均<.N225>
終値      14429.26 +24.27
寄り付き    14369.72
安値/高値   14327.6─14554.32

TOPIX<.TOPX>
終値       1169.99 +5.09
寄り付き     1163.58
安値/高値    1160.64─1177.82

東証出来高(万株) 205452
東証売買代金(億円) 17578.75

(杉山容俊)
 

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