日経平均は反落、米国株安や国内企業決算に失望感

前引けは前週末比166円安の1万4262円

4月28日、前場の東京株式市場で日経平均は反落。下げ幅は一時200円を超えた。写真は都内の株価ボード。2010年5月撮影(2014年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落。下げ幅は一時200円を超えた。前週末の米国株安や強含みの円相場を受けて輸出株に売りが先行。休日の谷間で市場参加者が少ない中、先物にややまとまった売りが出て下げ幅が拡大した。

今週は国内で30日の日銀金融政策決定会合、米国では29─30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や重要経済指標の発表などイベントが多く、売り一巡後も戻りは限定的だった。

25日に決算を発表したホンダ<7267.T>デンソー<6902.T>が2015年3月期見通しへの失望売りで下げたことから、トヨタ<7203.T>日産<7201.T>などにも下落が波及した。会社側の慎重予想はある程度織り込まれていたが、日本企業の保守的予想に慣れていない一部の海外投資家などが売りを出したとみられている。

市場では「今週は日米で重要イベントが多いが、市場の期待は高まっていない。日経平均は予想PERなどからみて1万4000円以下を売り込むのは難しいが、もう少し日柄調整は必要だろう」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、ソフトバンク<9984.T>が続落。米インターネット株の下落が嫌気されたほか、裁定解消売りの影響も受けた。

半面、NTTドコモ<9437.T>はしっかり。同社は25日、発行済み株式の7.72%にあたる3億2000万株、取得総額5000億円を上限とする自社株取得枠の設定を決議したと発表した。需給改善や株主価値の向上に期待する買いが入った。

東証1部の騰落数は、値上がり266銘柄に対し、値下がりが1427銘柄、変わらずが110銘柄だった。

日経平均<.N225>
前場終値 14262.71 -166.55
寄り付き 14289.82
安値/高値 14224.47─14324.03

東証出来高(万株) 84674
東証売買代金(億円) 7456.59

(河口浩一)
 

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