大バケ候補を探せ! 今期2ケタ増益予想会社をランキング

重量級ではマツダがトップ、軽量級は日本鋳造

 3月期決算の決算発表がじわり本格化してきた。今年も連休明けの5月8日から15日が決算発表のピークを迎えるが、すでに4月末までに決算を発表した会社も約400社を数えた。

 はたして今期はどの会社がサプライズとなるか。ここでは4月末までに決算発表を終えた会社のうち、今2015年3月期の業績見通しを開示した会社を対象に、経常利益が前期比で10%以上増える会社をリストアップしてみた。表では経常利益の水準を10億円以下、10億円超~100億円、100億円超の3グループに分けてランキングしてある。

重量級のトップはマツダ、工作機械も目立つ

メキシコ、タイに続き4月から中国でも生産を開始、中国国内で5月に発売されるマツダ3

 経常利益100億円超級でトップは、世界販売計画で前期比7%増の142万台を目指すマツダ。国内は消費増税による反動減を見込むものの、昨秋、世界の主要市場に相次いで投入した主力車種「マツダ3/日本名:アクセラ」(=写真)が通期で寄与する。これにより燃費性能を30%以上高めたスカイアクティブ車の比率が7割以上に達し、原価低減が進むほか、メキシコ新工場の本格稼働で供給力が向上し、過去最高の販売台数と併せて最高益を連続で更新する見通しだ。

 工作機械メーカーの健闘も目立つ。2位のオークマは、期初受注残がリーマンショック以降では最高レベルの500億円程度あるとみられる。国内や欧米で自動車向けや航空機向けを中心に、複合加工機やマシニングセンターなど、利幅の大きい高性能の工作機械の受注が昨年末ごろから盛り上がっており、実際に売り上げが立つ15年3月期は大幅な増収増益となる見通し。昨年稼働した本社新工場は今期に全工程が本格稼働となり、生産効率化によるコスト低減効果も高まる。

 13位には同じ業界からファナックがランク入り。上期に大幅増収増益となる一方、下期は前年同期比で減収減益となる見通しだ。理由は、米アップル社のiPhoneの筐体加工に使われる工作機械「ロボドリル」の受注が年明けから急激に高まっており、この受注を反映した高水準の売上高が初夏までは続くとみられるためだ。一方、この「iPhone特需」が剥がれる下期は減速する見通し。主力のNC装置は少しずつ改善の様相を見せているが、まだ力不足といった印象だ。ロボットは高位安定が続きそう。

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