日経平均反落、投資マインド好転せず様子見続く

終値は50円安の1万4149円

5月12日、東京株式市場で日経平均は反落した。写真は都内で4月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。好決算や自社株買いなどを手掛かりにした個別物色は続いたが、日経平均はプラス圏とマイナス圏を行き来する方向感の乏 しい展開となった。市場参加者の投資マインドは好転せず、東証1部の売買代金は引き続き低水準にとどまった。

取引時間中に発表された4月の景気ウォッチャー調査では、2─3カ月先を見る先行き判断DIが5カ月ぶりの上昇となっ た。これを受け、マイナス圏で推移していた日経平均は一時プラス転換したが、買いは続かず再び下落。ドル/円[JPY=EBS]が101円台後半と円安が進まないことも重しとなり、日経平均は結局50円安で取引を終えた。

売買を手控える市場参加者も多く、きょうも薄商いが続いた。東証1部の売買代金は1兆6076億円と、活況の目安となる2兆円を3営業日連続で割り込んだ。

様子見ムードが広がる背景について、アイザワ証券・投資リサーチセンター長の飯田裕康氏は「国内企業の決算待ちではな い」と解説する。国内企業の決算発表は時価総額ベースではすでに約7割が終了していると指摘した上で、「2015年3月期の業績予想が前年比でほぼ変わら ずかマイナスになると見通している企業が多く、投資家が悲観している」と述べた。6月に成長戦略が発表されるまでは、きょうのような薄商いで方向感に乏し い相場が続く可能性があるという。

また、個人の投資マインドも冷え切っているという。光証券・本店営業本部長の村垣忠男氏は、「年初からの下げで評価損を抱えている個人投資家も多い。心理面ではまったく盛り上がれていないのが現状」と述べた。

個別銘柄では、ディー・エヌ・エー<2432.T>が急落。9日発表した2014年4─6月期の連結業績予想で、大幅な減収減益見通しを明らかにしたことが嫌気された。国内のソーシャルゲーム「モバゲー」がブラウザ市場向けで低迷している。

半面、博報堂DY<2433.T>が大幅続伸。9日に自己保有株を除く発行済株式総数の1.84%にあたる700万株、取得総額70億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり382銘柄に対し、値下がりが1327銘柄、変わらずが101銘柄だった。

日経平均<.N225>
終値      14149.52 -50.07
寄り付き    14173.49
安値/高値   14130.3─14234.49

TOPIX<.TOPX>
終値       1157.91 -7.60
寄り付き     1164.33
安値/高値    1157.91─1168.89

東証出来高(万株) 182889
東証売買代金(億円) 16076.29

(梅川崇)

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