あれから3カ月…2月配信の厳選注目株はその後どうなった?

1位は39%上昇の前田工繊

オンライン編集部

当サイトで毎日1銘柄ずつ、夕方に有料会員に配信している好評企画「<達人イチオシ>厳選注目株」。第1弾「厳選注目株のその後をフォローアップしてみた!」に続き、今回も第2弾としてその後の勝率を計算してみた。

対象としたのは、記事配信から2カ月以上が経過し、第1弾での公開分を除く2月配信の20銘柄だ。騰落率は各銘柄の記事配信日の終値と5月16日までの取引時間中の高値(ザラバ高値)を比較した。参考値として同期間の日経平均の騰落率も掲載してある。2月から5月の日経平均は1万5200~1万3900円レンジのボックス相場で、市場エネルギーも極めて乏しい厳しい環境だった。その中で対象20銘柄すべてが値上がりし、うち8銘柄が10%以上、値上がりした。

▲三角保ち合いが続いていた当時のチャート

騰落率1位は河川、道路補強などの防災用建築・土木資材大手の前田工繊(7821)だ。2月時点での注目理由は、チャートの形。下値切り上げパターンの三角保ち合いを作り、中期の25日移動平均線と長期の75日線がゴールデンクロスするなど、上昇トレンド入りを示唆する形となっていた。1月末に発表した第1四半期(2013年9~12月)決算は、東日本大震災の復興関連製品や盛土補強材などが好調で、営業利益が前年同期比53.4%もの大幅増益となり、通期の営業利益見通しを37%上方修正。「速報⑨!これが「春号」のサプライズ銘柄だ」にも取り上げられていた。

達人いわく「はたして好決算と上昇トレンド入りを示唆するチャートの合わせ技で外部環境をはね返せるか、要注目」だったが、見事、直後に三角保ち合いを上放れ、3月末にかけて上昇した。ただし、現在の株価は1300円台。日足チャートで三尊天井を形成し、明らかに下降トレンド入りしてしまっている。

騰落率2位はオフィス家具大手のイトーキ(7972)。1890年創業の古い会社だ。注目したのは来15年12月期に創業125年を迎えるという、ただそれだけの理由。いや、正確に言うと、中期経営計画でその年に「売上高1200億円、経常利益67億円」とブチ上げたこと。ちなみに今期の経常利益見通しが46.5億円(前期比5%増)だから、目標はいかにもキツい。ただ、この会社はもともと慎重にスタートして上振れて着地するパターンを得意としており、そこにかけてみようというわけ。足元では主に首都圏、大阪などの都市部でオフィスの移転・リニュール需要が堅調に推移し、株価も5月に07年12月以来の800円台に乗せている。PERは10倍台、PBR1倍割れと依然として割安感があり、持っている人は保有継続だ。

3位のサニックス(4651)は白アリ防除のイメージがあるが、主力事業を太陽光発電システムへと変更している。達人の注目理由は「トリプルボトムを形成し、強力な底打ちシグナルを発していた」ため。にらんだとおり株価はしっかり底打ちし、好業績を背景に、現在は年初来高値圏にある。日足では25日移動平均線、週足で13週線上で踏ん張れれば、もう一段の上昇が望めそうだ。

 市場エネルギーの乏しい厳しい相場環境が続いているが、皆さんも保有株のフォローアップを忘れずに!

騰落率上位10社
証券
コード
社名 記事
配信日
騰落率
(%)
高値
(円)
高値日 日経平均
騰落率
(%)
直近終値
(円)
7821 前田工繊 2014/02/05 39.00 1,725 4/01 7.98 1,383
7972 イトーキ 2014/02/19 29.33 829 5/15 3.70 793
4651 サニックス 2014/02/26 28.99 1,375 5/16 2.28 1,263
7593 VTホールディング 2014/02/05 22.37 640 4/04 7.98 589
2128 ノバレーゼ 2014/02/12 19.86 1,056 4/04 3.46 860
4547 キッセイ薬品工業 2014/02/05 15.13 2,800 3/11 7.98 2,197
4321 ケネディクス 2014/02/26 14.67 422 5/14 2.28 406
7631 マクニカ 2014/02/05 10.43 3,145 4/03 7.98 2,928
3668 コロプラ 2014/02/19 8.31 3,090 3/11 3.70 2,214
4743 アイティフォー 2014/02/05 8.28 484 2/26 7.98 406

※14年2月に配信した記事の銘柄が対象。騰落率は各銘柄の記事配信日翌日~5/16の高値で計算。日経平均も銘柄と同じ期間で計算している。直近終値は5/16のもの

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