日経平均は反落、1万4000円の攻防

前引けは前日終値比40円安の1万4034円

5月21日、前場の東京株式市場で日経平均は反落した。写真は昨年12月、都内で撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米株安と上値の重いドル/円が重しとなったが、売り一巡後は中長期資金の押し目買いが入ったことなどから下げ渋り、節目の1万4000円台を回復した。

寄り前に発表された4月の貿易収支は8089億円の赤字となり、ロイター予測を上回る赤字幅となった。ただ、外為市場ではドル/円が円安方向に振れたものの反応は鈍く、株式市場への影響も限定的だった。

日経平均は寄り付きこそ100円超の下落となったが、1万4000円を割れた水準では割安感も意識されて下げ幅を縮小。1万4000円台を回復したところでもみあう展開が続いた。午前の取引は前日比40円安で終えた。

きょうは日銀の金融政策決定会合の結果発表や、引け後に予定されている黒田東彦総裁の会見に注目が集まっており、売買を手控える市場参加者が多い。午前の東証1部の売買代金は7169億円と低水準で、薄商いが続いている。

岡三証券・シニアストラテジストの大場敬史氏は、「きょうの商いが膨らまないのは日銀会合があるからではなく、市場の構造的な問題」と話す。短期筋の仕掛けなどで値ぶれが激しくなる局面などが多くなれば、投資家の市場参加を妨げる要因になると指摘した。

個別銘柄では、コマツ<6301.T>日立建機<6305.T>が続落。米重機大手キャタピラーの2─4月の世界の重機売上高が13%減少したことが嫌気材料となっている。半面、カナダで液化天然ガス(LNG)輸出ターミナルを受注した千代田化工建設<6366.T>が反発した。

東証1部の騰落数は、値上がり603銘柄に対し、値下がりが1026銘柄、変わらずが174銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 14034.92 -40.33

寄り付き 13969.71

安値/高値 13969.71─14042.32

東証出来高(万株) 82759

東証売買代金(億円) 7169.30

(梅川崇)

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