インフォマート、業績好調でもあえて売却

今年の相場全般の下落局面で購入した株を処分

米国の株式市場が軟調に推移。これを受けてドル・円相場がやや円高ドル安方向へ振れたこともあり、日経平均株価は19日に一時、1万4000円を割り込みました。その後は1万4000円を挟み、軟調といえば軟調、底堅いといえば底堅い展開が続いています。 

上値の重い状態がここ数カ月続いています。これほどの膠着相場を強いられるとは思っていませんでした。前回には日経平均がこれまでのボックス相場を上か下に放れる可能性があるかもしれないと書きました。レンジをどちらに抜けてもいいように、新しくポジションを取り直すのが賢明だと思います。下に抜ければ安く買えるし、上に抜ければ勢いに乗って買えばいいだけです。

このため、2月と4月に日経平均株価が大きく下げたタイミングで購入してきた銘柄については、日本通信 (9424)を除きすべて売却しました。処分した銘柄の1つにインフォマート (2492)があります。

同社はインターネットを活用して飲食店向けなどにASP受発注システムを提供しています。決算発表を見ると、企業業績は今後もおそらく好調ではないでしょうか。株価のトレンドもいまだ、変更が生じたようには感じられませんが、相場全般につられて同社の株価も膠着してしまいました。動きが取りづらい状況になったので売却することにしました。

昨年は、アベノミクスへの期待から多くの銘柄が買われて、強い上昇トレンドが継続しました。そうした地合いであれば、株を安心して持ち続けられますが、今年は“真逆”の展開を余儀なくされています。よほど強い上昇トレンドが継続しないかぎり、長く保有することが難しい環境です。コツコツと利益を確定し、“来るべきとき”に備えておきたいと考えています。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。

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インフォM (2492)

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