日経平均続伸、1カ月ぶりに一時1万4500円回復

大引けは前日比124円高の1万4462円

5月23日、東京株式市場で日経平均は続伸。4月11日撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。取引時間中で4月25日以来、約1カ月ぶりに節目1万4500円を上回る場面があった。

米株高や円安含みの為替を追い風に主力株中心に買いが先行。ただ、連日の上昇をうけて上値では利益確定売りが出たほか、週末要因もあり、引けにかけてやや伸び悩んだ。

日経平均は75日移動平均線(1万4523円35銭=23日)に上値を押さえられた。東証1部の売買代金が引き続き活況の目安とされる2兆円を下回っているうえ、値がさ株のファーストリテ<9983.T>ファナック<6954.T>などが指数の押し上げに寄与しており、「先物主導での買い戻しが主体」(国内証券)との見方が多い。タイの軍事クーデターによる影響や週末のウクライナ大統領選挙に加え、週明け月曜日の米国市場が休場になることも手控え要因という。

日経平均は21日の一時1万4000円割れから急速に値を戻したため、上値では目先的な利益確定売りが出やすいという。東洋証券ストラテジストの土田祐也氏は「25日移動平均線(1万4314円57銭=同)を上抜き、リバウンドを試す展開だが、日経平均1万4500円水準は過去の商いが多く、戻り売りが出やすい。現物株市場への買いが盛り上がらない地合いでは、一本調子で上昇するのは難しい」と述べた。

個別銘柄では、武田薬品工業<4502.T>が続伸した。22日、糖尿病治療薬「アクトス」をめぐる米国での訴訟で5件目となる勝訴を勝ち取ったことが市場で好感された。半面、ソニー<6758.T>は小反落。22日の経営方針説明会で、2016年3月期に4000億円の連結営業利益を目指すと示されたが、「信頼性に乏しい」(国内証券)との見方が出ていた。

東証1部騰落数は、値上がり1375銘柄に対し、値下がりが323銘柄、変わらずが114銘柄だった。

日経平均<.N225>
終値      14462.17 +124.38
寄り付き    14411.10
安値/高値   14404.8─14528.04

TOPIX<.TOPX>
終値       1180.44 +11.10
寄り付き     1175.39
安値/高値    1175.39─1186.48

東証出来高(万株) 202105
東証売買代金(億円) 18527.05

(杉山容俊)

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