日経平均3日ぶり小反落、過熱感意識し利食い優勢

前場終値は5円安の1万5028円

6月4日、前場の東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反落。写真は都内で株価ボードを見る人。昨年1月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 4日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反落。米10年債利回りが上昇し、ドル/円[JPY=EBS]が102円60銭台へと円安に振れたことで序盤は主力輸出株を中心にしっかりとした値動き。

ただ、RSIや騰落レシオなど一部のテクニカル指標で過熱シグナルが灯っており、次第に利益確定売りが優勢となった。

松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「日経平均が節目1万5000円を回復し、利益確定売りが出ている一方、円安に振れている為替が下支えしており、売り買いが交錯している」と指摘。一方でLINE関連のアドウェイズ<2489.T>など一部の銘柄は活況で「個人投資家の積極的な売買姿勢がうかがえる」(窪田氏)と述べた。

今週は5日に欧州中央銀行(ECB)理事会、6日に5月米雇用統計発表などイベントを控え大口投資家などは様子見ムードに傾きやすいという。東証1部の売買代金は前日に活況の目安である2兆円を超えたが、きょう前場段階では9078億円と盛り上がりに欠けた。

個別銘柄では、新日鉄住金<5401.T>JFE<5411.T>などが堅調。クレディ・スイス証券が鉄鋼セクターや大手鉄鋼株の投資評価を引き上げ、買い手掛かりとなった。業種別では鉄鋼<.ISTEL.T>が値上がり率トップとなった。

半面、ファーストリテ<9983.T>は反落。3日、5月の国内ユニクロ既存店売上高が前年比4.1%増加したと発表。消費増税後も堅調な販売状況が続いていることは確認されたが、これまでの上昇ピッチが速く、利益確定売りが優勢となった。

東証1部の騰落数は、値上がり716銘柄に対し、値下がりが904銘柄、変わらずが189銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15028.88 -5.37

寄り付き 15067.41

安値/高値 14998.09─15067.41

東証出来高(万株) 107389

東証売買代金(億円) 9078.47

(杉山容俊)

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