前場の日経平均反落、円強含みで利益確定売り

前引けは前日終値比65円安の1万5058円

6月10日、前場の東京株式市場で日経平均は反落。写真は都内の株価ボード。2日撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落。前日の米国株高を受けて朝方は買いが先行したものの、前場中ごろに円相場が強含むと先物主導で下げに転じた。日本株は5月22日以降の上昇ピッチが速く、過熱感が意識されたほか、週末には6月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を控えていることもあり様子見気分が広がった。

最近は買い先行で始まった後、取引時間中に上げ幅を縮小したり、下げに転じる場面が多く見られる。売買高が盛り上がりに欠け、高値圏での利益確定売りをこなしにくくなっているためで、日足チャート上は陰線が並び上値の重さを示している。市場では「基本的に連騰疲れであり、投資家は売り材料に敏感になっている。公的年金なども買い上がる投資主体ではない。売買高が膨らまない現状では、いったん調整してもおかしくない」(カブドットコム証券チーフストラテジストの河合達憲氏)との声が出ている。

個別銘柄では、イハラケミカル工業<4989.T>が年初来高値を更新した。9日、2014年4月中間期連結業績予想の上方修正を発表し材料視された。半面、ファーストリテ<9983.T>は軟調。同社の「ユニクロ」で、8月から5%程度の値上げを実施することが分かり、朝方はプラス圏で推移する場面もあったが、買いが続かなかった。

東証1部の騰落数は、値上がり676銘柄に対し、値下がりが954銘柄、変わらずが178銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15058.15 -65.85

寄り付き 15130.74

安値/高値 15044.22─15184.77

東証出来高(万株) 100663

東証売買代金(億円) 8290.27

(河口浩一)

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