米株は強い雇用統計好感し全面高、ダウ初の1万7000ドル突破

NYダウは最高値更新、前日比92ドル高の1万7068ドル

7月3日、米国株式市場は、強い米雇用統計を好感し寄り付き直後から買いが優勢となり、ダウは初めて節目となる1万7000ドルの大台を突破した。写真はニューヨーク証券取引所(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 3日の米国株式市場は、強い米雇用統計を好感し寄り付き直後から買いが優勢となり、ダウは初めて節目となる1万7000ドルの大台を突破した。ダウと S&Pは終値で3日連続の最高値更新となったほか、ナスダックも2000年以来の高値で引けた。

この日は祝日を控え、短縮取引となった。4日は独立記念日の祝日で休場となる。

6月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が28万8000人増加し、伸びは市場予想の21万2000人増を大きく上回った。失業率は6.1%と、約 6年ぶりの水準に改善。異例の寒波の影響で急減速した米経済が第2・四半期に大きく回復し、勢いを増しているとの見方を裏付けた。

相場はほぼ全面高の展開。S&P主要10業種のうち、公益株を除く全セクターがプラス圏で引けた。S&P公益株指数<.SPLRCU> は1.1%安。雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期が前倒しになるとの見方が強まり、高配当銘柄として低金利環境で選好される公益株 への売りが膨らんだ。

JPモルガン・ファンズの首席グローバルストラテジスト、デービッド・ケリー氏は「雇用統計は非常に良い内容で、米経済の本格的な復調を示した」と 指摘。「だがFRBが(来年)第1・四半期に利上げを検討する可能性を示しており、市場にとっては純粋に好材料とは言えない」と述べた。

ダウ工業株30種<.DJI>は92.02ドル(0.54%)高の1万7068.26ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は28.2ポイント(0.63%)高の4485.93。
S&P総合500種<.SPX>は10.82ポイント(0.55%)高の1985.44。

週間では、ダウが1.3%高。S&Pは1.25%、ナスダックは2%それぞれ上昇した。

ダウ運輸株指数<.DJT>は終値で過去最高となる8294.74で終了。取引時間中の最高値を更新する場面もあった。

個別銘柄では、トラックメーカーのパッカー が5.4%高。独フォルクスワーゲン(VW)が同社への株式公開買い付け(TOB)の準備を進めているとの観測が支援材料。VWはこれを否定している。

祝日を控え、商いは極めて低調だった。BATSグローバル・マーケッツによると、すべての米取引所の合算出来高は、5日間平均の62億9000万株に対し、34億9000万株にとどまった。

ニューヨーク証券取引所では約55%の銘柄が上昇、ナスダックでは64%の銘柄が 値上がりして取引を終えた。

(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値         17068.26(+92.02)
前営業日終値    16976.24(+20.17)

ナスダック総合<.IXIC>
終値         4485.93(+28.2)
前営業日終値    4457.73(‐0.92)

S&P総合500種<.SPX>
終値         1985.44(+10.82)
前営業日終値    1974.62(+1.30)

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