日経平均は4日続落、金融株の下げ目立つ

終値は86円安の1万5216円

7月10日、東京株式市場で日経平均は4日続落。写真は都内証券会社の株価ボード。6月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続落。前日の米国株高を背景に朝方は買いが先行したが、予想から大幅に下振れした5月機械受注などが重しとなり、下げに転じた。金融株の下げがきつく、市場心理の悪化につながり、後場に下げ幅を拡大した。

寄り前に発表された5月機械受注は、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)が前月比19.5%減の6853億と、ロイター予想の0.7%増を大幅に下回り、過去最大の減少幅となった。また午前11時に発表された6月の中国貿易統計も輸出入ともに予想を下回る伸びとなり、「株価の上値を抑える要因となった」(松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)という。

加えて金融株への売りが指数を押し下げた。野村<8604.T>が3%を超える下げとなったほか、三菱UFJ<8306.T>三井住友<8316.T>なども2%近い下落率となった。「フローは見えないが、下げ方から察するに大口の海外勢から売りが出ているようだ。国内年金勢の買いも一巡したもようで、商いが乏しい中で先高期待が後退している」(外資系証券トレーダー)という。

また、大引けにかけて下げ幅を拡大したことについて、「あすのオプションSQ(特別清算指数)算出を控え、権利行使価格の1万5250円付近で着地点を探る動き」(大手証券)との見方が出ていた。

個別銘柄では、ジャストシステム<4686.T>が一時ストップ安。ベネッセホールディングス<9783.T>の顧客情報漏えい問題で、情報を流用したのは同社と伝わり、嫌気売りが出た。ベネッセHDも安い。

半面、ABCマート<2670.T>が反発。9日に発表した2014年3ー5月期決算で、連結当期利益が前年同期比45.9%増の78億4500万円と好調だったことが評価された。

東証1部騰落数は、値上がり260銘柄に対し、値下がりが1465銘柄、変わらずが90銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15216.47 -86.18

寄り付き    15318.30

安値/高値   15215.43─15326.78

TOPIX<.TOPX>

終値       1259.25 -11.57

寄り付き     1272.35

安値/高値    1259.23─1273.18

東証出来高(万株) 197386

東証売買代金(億円) 16706.61

(杉山容俊)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ