米株はおおむね下落、FRB議長発言受け

ダウ工業株30種は5ドル高の1万7060ドル

7月15日、米国株式市場は、おおむね下落して終了した。写真はニューヨーク証券取引所。14日撮影(2014年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 15日の米国株式市場は、おおむね下落して終了した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長がこの日の議会証言で、現在の株価のバリュエーションに関して、一部セクターはやや割高との認識を示したことを受け、売りが出た。

ただ、決算を発表したゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースが上げたことで、ダウは小幅高で終了した。

イエレン議長は金融政策報告に関する議会証言で「小型株やバイオテクノロジー、ソーシャルメディアセクターなどのバリュエーションは割高なようだ」との認識を示した。

中小型株のラッセル2000指数<.TOY>は1%下落し、グローバルX・ソーシャルメディアETFは 1.1%下げた。米交流サイト(SNS)大手のフェイスブックが1.1%下げたほか、短文投稿サイト運営のツイッ ターも1.1%安となった。

フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式調査アナリスト、キム・フォレスト氏は「これらの銘柄が、長期の株式ウォッチャーを困惑させる 原因となっているサブ業種だ。これらに目を向けて価値を計算してみると、2000年のインターネットバブルの再来のように感じられる」と話した。

ダウ工業株30種<.DJI>は5.26ドル(0.03%)高の1万7060.68ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は24.03ポイント(0.54%)安の4416.39。
S&P総合500種<.SPX>は3.82ポイント(0.19%)安の1973.28。

バンクオブアメリカ・メリルリンチが7月に実施したファンドマネージャー調査によると、61%が株式を「オーバーウエート」としており、2011年初旬以来の高水準となった。一方で株式市場が割高と判断する回答者は21%と2000年以来の多さに達している。

銀行大手JPモルガン・チェースは3.5%高。第2・四半期の決算は投資家が恐れていたほど悪くなかったことが好感され、ダウ平均の上昇を支えた。 ゴールドマン・サックスは四半期利益が5%増となったことを受けて1.3%高をつけた。株式引き受け収入の増加が増益に寄与した。

一方、米医薬品・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は2%安。C型肝炎治療薬「オリシオ」の好調な販売を追い風に四半期業績は市場予想を上回ったが、競合医薬品の市場投入によって販売の勢いは年後半に失速すると警告した。

トムソン・ロイターのデータによると、S&P500種企業の第2・四半期の利益予想は5.2%の増益で、4月初め時点の8.4%を下回っている。売上高は3.2%増を見込んでいる。

引け後に第2・四半期決算を発表した米検索大手ヤフーは減収となったが、時間外取引で2.7%上昇した。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高は約60億株で、7月平均の約53億2000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値(非公式)    17060.68(+ 5.26)
前営業日終値    17055.42(+111.61)

ナスダック総合<.IXIC>
終値(非公式)    4416.39(‐24.03)
前営業日終値    4440.42(+24.93)

S&P総合500種<.SPX>
終値(非公式)    1973.28(‐3.82)
前営業日終値    1977.10(+9.53)

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