BRICSが開発銀設立で合意、新興国の発言力強化へ

ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカがBRICS開銀設立と外貨準備基金創設を決定

7月15日、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)は、懸案だったBRICS開発銀行の設立と外貨準備基金の創設を決定した。写真は握手する各国首脳(2014年 ロイター/Nacho Doce)

[フォルタレザ(ブラジル) 15日 ロイター] - ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)は15日、懸案だったBRICS開発銀行の設立と外貨準備基金の創設を決定した。ブラジルのフォルタレザで開かれているBRICS首脳会議で各国が最終合意に達した。

BRICS開発銀行の誕生は、第2次世界大戦後に欧米主導で確立した国際金融システムにおいて、新興国が発言力を高めるために協力関係を築いていく上での最初の重要な一歩となった。

開発銀行は主にインフラ関連プロジェクトへの資金供与が狙いで、本部を上海に置き、最初の5年間はインドが総裁国を務める。その後総裁国はブラジル、ロシアと交代していくという。

発足時点の当初の資本金は500億ドル。2016年から融資を開始するとともに、他国にも出資の機会を提供する。ただ、BRICSの出資比率は55%を下回らないようにする。

一方で緊急時に対応するための外貨準備基金も総額は1000億ドルとなる。このうち世界最大の外貨準備を保有する中国が410億ドルと最も多くの金額を拠出。ブラジル、インド、ロシアの拠出額はいずれも180億ドル、南アフリカは50億ドルと定められた。

実際の必要時には中国は拠出額の半分、南アフリカは拠出額の2倍、その他の3カ国は拠出額相当を利用できる。

ブラジルのルセフ大統領は「米国の量的緩和縮小の結果として各国経済が直面するボラティリティを抑制する効果があるだろう」と述べた。

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