米株急反落しダウ161ドル安、マレーシア機墜落を嫌気

ダウ工業株30種は161ドルも値下がりし1万6976ドル

7月17日、米国株式市場は急反落。ダウ平均株価は161ドル値下がりしたほか、S&P500は4月10日以来の大幅な下げとなった。写真はニューヨーク証券取引所。16日撮影(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日の米国株式市場は急反落。ダウ平均株価は161ドル値下がりしたほか、S&P500は4月10日以来の大幅な下げとなった。

マレーシア航空の旅客機が17日、ウクライナ東部上空で墜落したことをめぐり、ウクライナ情勢が一段と緊迫化するのではないかとの懸念から、投資家は株を売り、金や米国債などの安全資産に資金を逃避させた。

ダウ工業株30種<.DJI>は161.39ドル(0.94%)安の1万6976.81ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は62.52ポイント(1.41%)安の4363.45。
S&P総合500種<.SPX>は23.45ポイント(1.18%)安の1958.12。

投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ・インデックス(VIX指数)は32.2%上昇して4月15日以来の高水準となった。

NYSEアーカの航空株指数<.XAL>は2.6%低下。ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは3.5%、アメリカン航空グループは4.1%それぞれ下げた。

金融のモルガン・スタンレーは四半期決算が好調だったが、結局0.6%下落した。

マイクロソフトは最大1万8000人を削減する計画を発表したことを受け、1%上昇した。1株利益が予想を上回った医療保険のユナイテッドヘルス・グループは1.6%高だった。

取引終盤には、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザに対する地上作戦を命令したとの発表があったことで、株価は一段と圧迫された。

フィデューシャリー・トラストのマイケル・マラニー最高投資責任者は「これほど多くの地政学的な衝突が進行している局面が以前にあったかどうかとても思い出せない。そのすべてが不透明感を生み出している」と指摘した。

同氏は株式市場はいつ調整を迎えてもおかしくないとしながらも、今後下げが続くかどうかを見極める必要があるので、この日の値動きはまだ「ノイズ」の範ちゅうに収まるとの見方を示した。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合算出来高は約66億3000万株で、月初来平均の54億8000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値(非公式)    16976.81(‐161.39)
前営業日終値    17138.20(+77.52)

ナスダック総合<.IXIC>
終値(非公式)    4363.45(‐62.52)
前営業日終値    4425.97(+9.58)

S&P総合500種<.SPX>
終値(非公式)    1958.12(‐23.45)
前営業日終値    1981.57(+8.29)

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