日経平均は続落、散発的な先物売りで後場下げ転換

終値は44円安の1万5284円

7月24日、東京株式市場で日経平均は続落。写真は4月、都内の株価ボードを眺める男性(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落。前場はしっかりとした展開が続いたが、後場に入ると先物への散発的な売りが出て日経平均は一時96円安となった。

朝方は強含んでいた好業績銘柄が下げに転じたことも市場心理の悪化につながったという。もっとも来週から本格化する企業決算を手掛かりに先高期待は根強く、下値は限定された。

序盤はしっかりとした値動きだった日経平均は、1年半ぶりの高水準となった7月中国製造業PMIを受け、きょうの高値を付けた。ただ、決算発表の本格化を前に手控えムードが広がっており、積極的に上値を買う投資家が乏しく、上値は限定された。

前日に業績予想の上方修正を発表した日本電産<6594.T>日本航空電子工業<6807.T>などの電子部品株が朝高後に下げに転じ、「地合いの悪化につながっている」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との見方もあった。

後場は為替がやや円高に振れたこともあり、先物に散発的な仕掛け売りが出て、指数を押し下げたという。

もっとも米国株に比べ日本株は出遅れており、押し目買い需要は根強い。SMBC日興証券・ストラテジストの圷正嗣氏は「目先は材料が不足しており、日経平均1万5300円─1万5500円で上値を抑えられているが、ブレイクは時間の問題。国内企業の第1四半期決算は悪くなく、本格化する企業決算が支援材料となり、日本株は切り上がる」と指摘した。

寄り前に発表された6月の貿易収支(原数値)は8222億円の赤字と、額は6月としては過去最大となった。ただ、外為市場での反応も鈍く、日本株に対する目立った影響もみられなかった。

個別銘柄では、キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が急動意。23日に2014年12月期連結業績予想の上方修正を発表し、寄り付きはしっかりだったが、寄り後に大口の成り行き売りで一時、前日比15%超の下げとなった。市場からは「誤発注ではないか」(準大手証券トレーダー)との声があがった。ただ終値は前日比4.8%高と値を戻した。

東証1部騰落数は、値上がり792銘柄に対し、値下がりが872銘柄、変わらずが152銘柄だった。

平均<.N225>

終値      15284.42 -44.14

寄り付き    15350.28

安値/高値   15232.14─15383.11

TOPIX<.TOPX>

終値       1269.86 -2.53

寄り付き     1273.3

安値/高値    1265.63─1276.5

東証出来高(万株) 195565

東証売買代金(億円) 17935.08

(杉山容俊)

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