日経平均は続落、好業績・円安で下げ幅は縮小

前場終値は52円安の1万5568円

8月1日、前場の東京株式市場で日経平均は続落。写真は昨年5月、東京証券取引所で撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落。前日の米株の大幅安を受け、寄り付き後に前日比で一時120円近く下落したものの、1万5500円直前で切り返した。

その後はもみ合う展開となった。国内企業の好決算への期待やドル/円[JPY=EBS]が円安方向に推移したことなどが下値を支えた格好だ。ただ今晩は米雇用統計の発表が予定されており、積極的に動きにくい状況があることから後場も値動きに乏しい展開が見込まれている。

日経平均は前日比52円26銭安の1万5568円51銭で午前の取引を終えた。前日の米株は、アルゼンチンが債務不履行(デフォルト)に陥ったことなどを背景に、ダウ工業株30種<.DJI>が2月3日以来、ナスダック総合指数<.IXIC>とS&P総合500種<.SPX>が4月10日以来の下落率を示した。一方で、前日発表された国内の主要企業の決算は、おおむね堅調な内容となったほか、きょうも400社以上の企業の決算発表を控えており、好決算への期待感が相場を支えている。

さらに、為替相場はドル/円が102円台後半で推移。「米株安は、東京市場がベタなぎ相場となっていた中での『気付け薬』となったが、結局はドル安にはならなかった。寄り付き後は海外マーケットを織り込む形で売られたものの、円安基調は投資家心理を強く下支えしている」(ケイ・アセットCEOの平野憲一氏)との見方が出ている。

ただ「米株安の緊張感はほぐれたが、後場に買いあがるというのは期待できない」(国内証券)と、週末要因も重なり、様子見の動きが強まりそうとみられている。

個別銘柄では、ソニー<6758.T>が反発。31日に発表した2014年4ー6月期業績が好感され、約6%上昇した。同日、通期結業績予想と配当予想の上方修正を発表した日本ガイシ<5333.T>も大幅高となった。

一方、 新光電気工業<6967.T>はストップ安。14年4─6月期連結営業利益が前年同期比99%減の3400万円となり、大幅な落ち込みが嫌気された。事業の継続に「重要な疑義」が生じていると開示したスカイマーク<9204.T>も大幅続落となった。

取引時間中にHSBC/マークイットが発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)に対する市場の反応は限定的だった。

東証1部の騰落数は、値上がり423銘柄に対し、値下がりが1267銘柄、変わらずが127銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15568.51 -52.26

寄り付き 15511.54

安値/高値 15501.15─15602.13

東証出来高(万株) 116688

東証売買代金(億円) 11000.31

(長田善行)

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