米国はまちまち、ウクライナ情勢緊迫受けた安値からは回復

ダウ工業株30種は50ドル(0.30%)安の1万6662ドル

8月15日、米国株式市場はまちまちで引けた。ウクライナ情勢の緊迫化を受け一時売りが広がったものの、ダウとS&Pは安値から戻した。写真は2013年10月、ニューヨーク証券取引所前で(2014年 ロイター /Carlo Allegri)

[ニューヨーク 15日 ロイター] -15日の米国株式市場はまちまち。ウクライナ情勢の緊迫化を受け一時売りが広がったものの、ダウ工業株30種とS&P総合500種はこの日の安値から戻して引けた。

ナスダック総合は、バイオ製薬ギリアド・サイエンシズやマイクロソフトが上げを主導し、続伸して終了した。

ダウ工業株30種<.DJI>は50.67ドル(0.30%)安の1万6662.91ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は11.93ポイント(0.27%)高の4464.93。
S&P総合500種<.SPX>は0.12ポイント(0.01%)安の1955.06。

週足ではダウは0.7%、ナスダックは2.2%、S&Pは1.2%それぞれ上昇した。

主要3指数はこの日、ウクライナ情勢の緊張緩和への期待から小高く寄り付いたものの、ウクライナ領内に入ったロシア軍の装甲車両をウクライナ軍が攻撃したとのニュースが伝わる中、下げに転じた。同報道に対し、ロシア側は同国軍は越境していないと主張している。

同報道を受けた売りについて、バニヤン・パートナーズの首席市場ストラテジスト、ロバート・パブリク氏は「幾分、過剰反応」と指摘。「ロシア軍が実際に攻撃を受けたかどうか十分な確認が取れていない状況を反映し、株価は終盤にかけ回復した」と述べた。

投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティ リティ・インデックス(VIX指数)<.VIX>は最大20.3%急上昇し14.94をつけた。その後は5.9%上昇の13.15まで押し戻された。

ギリアドは3.3%高で終了。スイス製薬ロシュによる特許侵害に関する訴えについて、米仲裁委員会が同日、ギリアドに有利な判断を下したことが好感された。

半導体製造装置のアプライド・マテリアルズは前日発表した好決算を手掛かりに6.3%上昇した。

モンスター・ビバレッジは30.5%急上昇。コカ・コーラが前日、同社の株式16.7%を取得すると発表したことが材料視された。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高は約59億株で、過去5日間の平均である51億株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値         16662.91(‐50.67)
前営業日終値    16713.58(+61.78)

ナスダック総合<.IXIC>
終値         4464.93(+11.93)
前営業日終値    4453.00(+18.87)

S&P総合500種<.SPX>
終値         1955.06(‐0.12)
前営業日終値    1955.18(+ 8.46)

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