日経平均は小幅に8日続伸、昨年末以来の連騰も様子見ムード

終値は4円高の1万5454円

8月20日、東京株式市場で日経平均は、小幅に8日続伸した。写真は東京証券取引所。2012年4月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、小幅に8日続伸した。良好な米住宅関連指標を受け、前日の米国株市場が上昇したことが支援材料となった。8日続伸は昨年12月17日─30日の9連騰以来の記録となる。

もっとも、取引時間中にドル/円[JPY=EBS]が103円前半まで強含みながらも、日中は小幅な値動き。連騰に対する警戒感に加え、重要イベントを前にした様子見ムードも広がり、節目とされる1万5500円の回復には至らなかった。

日経平均は4円66銭高の1万5454円45銭できょうの取引を終えた。米商務省が発表した7月の住宅着工件数が2013年11月以来、8カ月ぶりの高水準となったことを受け、19日の米国株式市場では主要3指数が上昇。東京市場には安心感が広がり、寄り付きは小高く始まった。

ただ前日まで日経平均は7連騰と上昇が続いていたことで、市場の過熱感が警戒されたほか、週末にかけて米ジャクソンホール会議など重要イベントも控えており、様子見ムードも漂う展開。上値を追える材料も乏しく、日中の値幅は59円16銭と、小幅な値動きとなった。後場には円安が進みドル/円は103円前半で推移したものの、指数への反応は限られた。東証1部の売買代金は1兆5636億円と低調な商いとなった。

内藤証券投資調査部長の田部井美彦氏は、きょうの日経平均の動きについて「予想していたよりも弱い印象だ。先物を含め海外投資家の動きが出ていないうえ、中小型株の物色の動きも昨日に比べると弱まっているように見える」と指摘する。米ジャクソンホール会議でのイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容を見極めたいとする動きが強まりつつあるとみる一方で、「秋以降の日本国内における政策対応の内容がもう少し見えてこないと、1万6000円に乗せる相場を描きにくい」(同)との見方も示した。

個別銘柄では日立金属<5486.T>が年初来高値を更新。19日、米国で鉄鋳物事業を 展開するワウパカ・ファウンドリー(本社・米ウィスコンシン州)を約13億米ドルで子 会社化すると発表したことが材料視された。2015年2月期の年間配当予想を従来の60円から80円に上方修正したABCマート<2670.T>は反発した。

一方、前日にストップ高となったスカイマーク<9204.T>は15円安。前引け後にデンソー<6902.T>住友電気工業<5802.T>をはじめとした自動車部品・電機メーカーが、中国国家発展改革委員会(NDRC)から価格操作をめぐって制裁金の支払い命令を受けたと相次いで発表したが、株価の反応は限定的なものとなった。

東証1部騰落数は、値上がり770銘柄に対し、値下がりが861銘柄、変わらずが187銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15454.45 +4.66

寄り付き    15485.93

安値/高値   15433.72─15492.88

TOPIX<.TOPX>

終値       1279.64 -0.65

寄り付き     1283.54

安値/高値    1278.77─1284.14

東証出来高(万株) 183270

東証売買代金(億円) 15636.44

(長田善行)

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