日経平均は円安好感で小反発、様子見ムードで上値重い

前場終値は26円高の1万5702円

9月5日、前場の東京株式市場で日経平均は小反発した。写真は都内の株価ボード。4日撮影(2014年 ロイター/ Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小反発。ドル/円[JPY=EBS]が年初来高値を更新し、一時5年11か月ぶりの水準となる105円後半まで強含んだことを支援材料に、主力輸出株が買われる展開となり、前日比で116円近く値上がりして始まった。ただ、その後は週末要因に伴う利益確定売りや、米雇用統計の発表を前にした様子見ムードが加わり、先物の散発的な売りに押される形で上げ幅を縮小した。

4日の米国株市場は主要3指数がそろって下落。欧州中央銀行(ECB)の予想外の追加緩和を好感し、ダウ工業株30種<.DJI>が取引時間中の最高値を更新するなど堅調な出だしとなったが、原油価格の下げに合わせて軟化する展開となった。一方、ドル/円は、一連の米経済指標が全般的に底堅い経済活動を示す内容と受け止められたことなどから円安が進行した。

為替相場を好感し、東京市場では寄り付きは主力輸出株などが買われ、日経平均は1万5800円に迫る値動きを見せたものの、その後は買い材料に欠ける展開。週末要因に加え、メジャーSQ(特別清算指数)算出が翌週に予定されていることを背景にポジション調整的な先物の売りも散発し、指数の重しとなった。また「ハンセン指数<.HSI>が寄り付きは高く始まったものの、その後は調整の動きを見せており、この影響も日本株に出ている」(東洋証券・ストラテジストの檜和田浩昭氏)との声も上がった。

個別銘柄では、稲葉製作所<3421.T>が反発。2014年7月期の連結純利益が前期比6割増の21億円程度になったようだと報じられ、好業績期待の買いが入った。4日に発表した2014年2─7月期業績が評価された積水ハウス<1928.T>も買われた。

東証1部の騰落数は、値上がり793銘柄に対し、値下がりが837銘柄、変わらずが192銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15702.48 +26.30

寄り付き 15792.64

安値/高値 15689.54─15792.64

東証出来高(万株) 104599

東証売買代金(億円) 8506.25

(長田善行)

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