午前の日経平均は続伸、円安好感も国内景気への懸念が重し

前場終値は47円高の1万5752円

9月9日、前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。8月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国株はまちまちだったが、外為市場で5年11カ月ぶりに1ドル106円台までドル高/円安が進行したことで、輸出株中心に買いが先行した。

ただ、買い一巡後は手がかり材料に乏しく、戻り待ちの売りや利益確定売りで伸び悩んだ。国内景気の先行き不透明感も重しになっている。

日経平均は9月3日の直近高値1万5829円38銭を抜けず、上値の重い展開だった。国内景気への警戒感が強いほか、週末にはメジャーSQ(特別清算指数)算出も控えていることから、積極的に買い上がる投資家は少なかった。中国の電子商取引大手アリババ[IPO-BABA.N]の米国での新規上場を控え、ソフトバンク<9984.T>が買われ、1銘柄で日経平均を約35円押し上げた。東証1部の騰落数は値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回った。市場では「国内景気に底打ち感がなく、海外資金を呼び込めていない。売買代金が増えず投資家が先行きに自信を持てないことを示している」(カブドットコム証券マーケットアナリストの山田勉氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、九電工<1959.T>が大幅高。8日に2015年3月期の連結業績予想を上方修正したことが好感された。建設需要の拡大で受注高が計画よりも増加したほか、工事採算性も向上したという。半面、日本特殊陶業<5334.T>は続落。自動車部品大手の独ボッシュ[ROBG.UL]との間でのカルテルが判明したことが嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり746銘柄に対し、値下がりが907銘柄、変わらずが169銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15752.58 +47.47

寄り付き 15795.82

安値/高値 15736.13─15795.82

東証出来高(万株) 104669

東証売買代金(億円) 9008.30

(河口浩一)

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