日経平均は4日続落、利益確定売りで一時1カ月ぶり1万5600円割れ

前場終値は29円安の1万5632円

10月3日、前場の東京株式市場で日経平均は4日続落となった。写真は東証。4月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は4日続落となった。前日の米国株市場は小幅に高安まちまちとなる中で、ドル/円[JPY=EBS]が一時108.01円まで下落したことなどが意識され、朝方から売りが先行。一時9月2日以来、約1カ月ぶりに1万5600円を割り込んだ。

日中はドルが108円後半まで強含んだことなどで一部で買い戻しの動きもみられたものの、全体的に押し目買いの機運は乏しく、軟調な地合いが継続した。

前日の米国株市場は、欧州株の大幅下落が嫌気され、売り優勢で始まったものの、エネルギー株の反発や小型株の押し目買いで引けにかけて持ち直した。円安基調に一服感がみられる中で、前日に大きく下げた日経平均は、寄り付きは安く始まった。もっとも朝方からドル高/円安基調が強まったほか、2日に9月の国内ユニクロ既存店売上高が前年比19 .7%増加したと発表したファーストリテイリング<9983.T>が反発。これらを支援材料に、プラス圏に浮上する場面もあった。

ただ今晩には9月米雇用統計発表を控え、買い手控えムードが広がったこともあり、その後は利益確定売りに押され軟調な地合いが継続した。市場からは「これまでの株高・円安の修正の動きが続いている。いったん天井を打ったということで、持ち高整理の動きが出ている。足元では米国株のボラティリティも高まっているほか、米雇用統計も控えており、外部環境が落ち着くまで慌てて買う必要はないとのムードも広がっている」(ばんせい証券ストラテジストの廣重勝彦氏)との声が出ている。

個別銘柄ではシップヘルスケアホールディングス<3360.T>が大幅安。2日、公募増資などで最大286億円を調達すると発表しことで1株利益の希薄化や需給悪化などが懸念され、売りが広がった。半面、 シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687.T>が大幅反発。2日に発表した2014年8月中間期連結業績予想の上方修正が材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1146銘柄に対し、値下がりが537銘柄、変わらずが146銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15632.29 -29.70

寄り付き 15616.48

安値/高値 15576.95─15707.68

東証出来高(万株) 109770

東証売買代金(億円) 10654.71

(長田善行)

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