日経平均4日ぶり反発、個人が中小型株を押し目買い

終値は46円高の1万5708円

10月3日、東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発。この日の高値で引けた。都内で9月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発。この日の高値で引けた。一時108.01円まで下落したドル/円[JPY=EBS]が重しとなり、朝方から売りが先行。主力株の値動きがさえず、一時9月2日以来、約1カ月ぶりに1万5600円を下回った。

ただ日中はドルが108円台後半まで持ち直したことなどが支援材料となり、底堅く推移。個人投資家を中心に中小型株を物色する動きが広がり、大引けにかけて買いが強まった。

日経平均は前日に420円安と急落した反動などから、下値では買い戻しの動きもみられた。TOPIXコア30<.TOPXC>は小幅安となったが、TOPIX Small<.TOPXS>や東証2部総合<.TSI2>など中小型株がしっかり。東証1部上場企業の6割超が値上がりした。「下げ止まりを見越した個人投資家が打診的な押し目買いを入れている」(国内投信)という。9月の国内ユニクロ既存店売上高が前年比19 .7%増加したと発表したファーストリテ<9983.T>が堅調に推移し、日経平均を約39円押し上げたことも寄与した。

もっとも、機関投資家には一段の下げを警戒する声も少なくない。米雇用統計の発表を控える週末を前に見送りムードも強かった。ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表取締役の菊池真氏は「9月に無理して上昇した分がはく落し、水準訂正された格好だ。先行きは出直りが期待されるが、7─9月期の企業業績および下半期の見通しを見極めてからでも遅くはない」と述べた。

個別銘柄では、シップヘルスケアホールディングス<3360.T>が年初来安値を更新。公募増資などで最大286億円を調達すると発表しことで1株利益の希薄化や需給悪化などが懸念された。半面、2014年8月中間期連結業績予想を上方修正したシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687.T>は大幅高となった。

週間では、日経平均で前週末比521円安、下落率は3.2%となった。下げ幅は2014年8月第1週(4─8日)の744円安以来の大きさだった。

東証1部騰落数は、値上がり1201銘柄に対し、値下がりが485銘柄、変わらずが144銘柄だった。

(杉山容俊)

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