米株は急落後下げ渋る、世界経済不安でダウは一時460ドル安

15日発表の経済指標が予想下回り、米景気にも減速懸念

10月15日、米国株式市場は下落。ダウ平均が一時460ドル急落し1万6000ドルの大台を割り込むなど、相場は全般的に大きく値崩れする場面もみられたものの、その後は下げ渋る展開となった。写真はニューヨーク証券取引所(2014年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 15日の米国株式市場は、急落後に下げ渋って引けた。世界経済に対する不安は根強く、ダウ平均が一時460ドル下げて1万6000ドルの大台を割り込み、S&P総合500種とナスダック総合は年初来でマイナスの水準に沈む場面もあった。

ダウ工業株30種は173.45ドル(1.06%)安の1万6141.74ドル。

ナスダック総合指数は11.85ポイント(0.28%)安の4215.32。

S&P総合500種は15.21ポイント(0.81%)安の1862.49。

第3・四半期が赤字に転落したバンク・オブ・アメリカは4.6%下落。半導体のインテルは14日に増収増益を発表したがこの日は2.7%下げた。

通年の売上高伸び率見通しを下方修正した小売のウォルマート・ストアーズは3.6%安となった。

バイオ医薬品のアッヴィは0.9%上昇。米政府が税負担軽減目的で海外に本社を移転する「インバージョン」への規制に動いたことを受け、アイルランドの製薬会社シャイアー買収計画を見直すと発表した。

15日発表された米経済指標はいずれも予想より弱かった。9月小売売上高は1月以来の前月比減少で、9月卸売物価指数(PPI)は1年ぶりの前月比低下、10月ニューヨーク州製造業業況指数は4月以来の低水準だった。

クリスチアナ・トラストのポートフォリオマネジャー、スコット・アーミガー氏は、欧州などの景気減速をめぐる懸念がついに米国にもやってきたと指摘。小売売上高やPPIが示したことが、この日の株安を招いた決定的要因だったとの見方を示した。

アメリプライズ・ファイナンシャルのチーフ・マーケット・ストラテジスト、デービッド・ジョイ氏は「日中の最安水準に目を向ければ、ここが底値になったとみなせるかもしれない。だが総需要や物価に対する懸念が払しょくされるとは思わず、株式市場の地合いを悪化させているのはこうした懸念だ」と指摘した。(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)

終値 16141.74(‐173.45)

前営業日終値 16315.19(‐5.88)

ナスダック総合

終値 4215.32(‐11.85)

前営業日終値 4227.17(+13.51)

S&P総合500種

終値 1862.49(‐15.21)

前営業日終値 1877.70(+2.96)

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