リクルートホールディングスの初値は3170円と公開価格を上回る

会社四季報編集部
上場記念の打鐘をする峰岸真澄社長(撮影:梅谷秀司)

 10月16日に東証1部に上場したリクルートホールディングスの初値は3170円と、公開価格(3100円)を上回った。初値騰落率は2.3%。初値形成後もしっかりした値動きで推移し、前引け直前の11時24分には3330円まで上昇する場面もあった。前場は3305円で引けた。

 東証1部への直接上場は今年7社目。その中で初値が公開価格を上回ったのは、3月に上場のダイキョーニシカワ(4246)以来だ。なお、同社の上場で1部直接上場社数は昨年実績(6社)を上回り、リーマンショック(2008年)以降で最も多い年となった。

 同社は1963年設立。60年創業の「大学新聞広告社」が前身。70年創刊の「リクルート進学ブック」から派生し、人材や住宅、結婚式場、飲食店など幅広い分野のマッチングサービスを目的としたメディアを多数展開している。87年には人材派遣業にも進出した。

 88年に発覚した「リクルート事件」で創業者の江副浩正氏が逮捕され、ダイエーグループ傘下入りしたが後に離脱。現在は雑誌からネットへ媒体の軸を移し、海外での人材派遣業を育成中。

 今15年3月期は、人材派遣業が国内堅調に加え、海外子会社も通期で収益貢献。国内中心の販促メディアは住宅や結婚式場などの紹介サービス軸に堅調に推移しそう。人材紹介メディアも安定的で増益になる見通し。

 なお、上場に伴う調達資金は借入金返済とITシステム投資、M&Aなどに充当する。

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リクルトH (6098)

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