東京株式市場・大引け=緩和効果継続し大幅続伸、上値では戻り売りも

前場終値は448円高の1万6862円

ロイター

11月4日、東京株式市場で日経平均は大幅続伸。上げ幅は一時700円を超え、取引時間中としては2007年10月18日以来、約7年ぶりに1万7000円台を回復した。10月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続伸。上げ幅は一時700円を超え、取引時間中としては2007年10月18日以来、約7年ぶりに1万7000円台を回復した。前週末に決定された日銀の追加緩和効果が継続し、幅広い銘柄に買いが先行した。

ただ急ピッチな上昇に対する警戒感から戻り売りや利益確定売りが上値を押さえ、引け値では節目の1万7000円を維持できなかった。

東証1部の売買代金は5兆4304億円となり、過去最高だった2013年5月23日の5兆8375億円に次ぐ、過去2番目の大きさとなった。

ポジティブ・サプライズとして受け止められた日銀追加緩和の余韻が続き、売り方の買い戻しや出遅れた投資家の買いが先行。緩和メリット関連の不動産やノンバンクなどの上昇が目立ったほか、円安進行を好感し、自動車やハイテクなど主力輸出株も買われた。活況商いを反映し証券株が買われたほか、出遅れの海運なども堅調だった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用比率見直しも含めて政策総動員の姿勢が示されたことで、海外投資家による日本株見直しの動きも進んだとみられている。

ただ終値では、この日の高値から265円上げ幅を縮めた。「昨年4月の黒田バズーカ時と異なり、足元では円安に進んでも輸出が伸びていないことや、輸入コストの上昇など悪い面が意識されており、諸手を挙げて喜べない」(楽天経済研究所シニアマーケットアナリストの土信田雅之氏)との声が出ている。テクニカル指標では25日移動平均線(1万5520円68銭=4日)とのかい離率がプラス8.65%と過熱圏にあることも上値追いを慎重にさせているという。

個別銘柄では、東日本銀行<8536.T>が年初来高値を更新。同行と横浜銀行<8332.T>は4日、両行が経営統合を検討しているとするコメントを発表した。関係筋によると、金融庁にも伝えており、2016年春にも持ち株会社方式で統合する案が出ている。これを材料視した買いが先行した。通期業績予想を上方修正したパナソニック<6752.T>村田製<6981.T>なども高い。

半面、マレーシアの多結晶シリコン工場での減損損失など多額の特別損失計上を発表したトクヤマ<4043.T>が大幅安。不適切な会計処理がなされた可能性が判明した虹技<5603.T>も急落した。

東証1部騰落数は、値上がり1198銘柄に対し、値下がりが563銘柄、変わらずが72銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値 16862.47 +448.71

寄り付き 16732.85

安値/高値 16720.99─17127.66

TOPIX<.TOPX>

終値 1368.65 +35.01

寄り付き 1358.97

安値/高値 1358.62─1392.9

東証出来高(万株) 520898

東証売買代金(億円) 54304.54

(杉山容俊)

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