日経平均は大幅反発、終値7年ぶり高値

終値は343円高の1万7124円

ロイター
11月11日、日経平均は大幅に反発。ザラ場の年初来高値を更新し、約7年ぶりの高値水準で引けた。写真は6日撮影(2014年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に反発。ザラ場の年初来高値を更新するとともに、終値では2007年10月16日に次ぐ約7年ぶりの高値水準で引けた。

衆議院解散に関する報道を手掛かりとした短期筋の先物買いが進み、後場に1万7000円を回復。アジア市場での株高や円安の進行も相場を下支えした。

前日の米株高や円安の進行を受け、朝方の東京市場では輸出株を中心に買いが先行。ただ短期的な過熱感への意識から、1万7000円を目前に指数はもみあいを続けた。後場に入ると指数は先物主導で強含む展開。「立会外で日経平均1万7250円のコールにまとまった買いが入り、引受業者による先物へのヘッジ買いが強まった」(国内証券トレーダー)という。日経平均は前日比で一時380円近く上昇した。

外為市場でも1ドル115円前半まで円安が進み、日本株への支援材料となった。「衆院解散報道などを手掛かりとした短期筋の先物買いが指数を押し上げている」(国内証券)との指摘が出る中、ファーストリテイリング<9983.T>KDDI<9433.T>ソフトバンク<9984.T>などが指数をけん引。TOPIXコア30構成銘柄ではホンダ<7267.T>NTT<9432.T>を除く28銘柄が上昇するなど、主力株は総じて堅調な展開となった。シチズンホールディングス<7762.T>など好業績銘柄も物色された。

ただ市場では、急ピッチな株高に対する警戒感もくすぶっている。光世証券の西川雅博執行役員は「予想よりも若干早く、年初来高値を更新した印象がある」と指摘。もっとも、下値安心感も根強いとして、翌日以降は「高値警戒からのもみあいが続くことも予想されるが、底堅い展開が期待できる」との見方を示している。

個別銘柄では島津製作所<7701.T>が大幅高。記念配当の実施に加え、国立長寿医療研究センターなどと共同でアルツハイマー病の前兆をとらえる検査法を開発したと伝わったことで材料視された。株主還元策の強化を発表した富士フイルムホールディングス <4901.T>も後場一段高となり、年初来高値を更新した。

半面、ゼンショーホールディングス<7550.T>は反落。2015年3月期の業績・配当予想を下方修正したことで嫌気された。牛丼チェーン「すき家」で深夜営業を一部休止したことや、食材価格の高騰などが響くという。

東証1部騰落数は、値上がり1139銘柄に対し、値下がりが573銘柄、変わらずが121銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17124.11 +343.58

寄り付き    16869.49

安値/高値   16855.3─17160.12

TOPIX<.TOPX>

終値       1375.21 +15.10

寄り付き     1365.27

安値/高値    1363.05─1378.89

東証出来高(万株) 241255

東証売買代金(億円) 25474.82

(長田善行)

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