午前の日経平均6日ぶり反落、米株安・過熱感への意識で

前場終値は36円安の1万7850円

ロイター
12月5日、前場の東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反落。都内で11月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反落。前日の米株安や短期的な過熱感などが意識され、総じて利益確定売りに押される展開となった。

ドルが一時120円台を付けるなど円安が進行したものの輸出関連株はまちまちな展開。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>などが下落し指数を押し下げた。ただ日本株に対する先高期待は根強く下値は限られた。

4日の米国株式市場では欧州中央銀行(ECB)が追加緩和を見送ったことなどを受け、主要3指数がそろって反落した。外部要因を引き継ぎ、朝方の東京市場では売りが先行。日経平均は一時127円安となった。一部テクニカル指標が過熱感を示していたことも意識された。

11月の米雇用統計の発表を今晩に控え、様子見姿勢が強まりやすい地合いにあるなか、日中安値を付けてからは日銀のETF(上場投資信託)買いを背景とする需給への安心感から、下げ幅を縮小。その後は先物主導でもみあう展開となった。TOPIXは前日比0.09%安で午前の取引を終えた。

コマツ<6301.T>日産自動車<7201.T>トヨタ自動車 <7203.T>は上昇した一方、村田製作所<6981.T>ダイキン工業<6367.T>は軟調。「ドルが120円台で安定した際の企業業績への上振れ期待はまだ十分に織り込まれていない可能性があるが、日経平均が前日まで5連騰となっていたこともあり、きょうのところは一旦、調整局面となっている」(光世証券・西川雅博執行役員)との見方が出ている。

個別銘柄では綜合臨床ホールディングス<2399.T>がストップ高。4日発表した2014年8─10月期の連結業績で、純利益が前期比の2.4倍に当たる1億8400万円となったことで材料視された。半面、アース製薬<4985.T>が反落。4日、2014年12月期の連結業績予想を下方修正したと発表し、嫌気された。民事再生手続きを申し立てた白元の事業を9月に譲り受けたことで損失を計上した。

東証1部の騰落数は、値上がり669銘柄に対し、値下がりが1017銘柄、変わらずが161銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 17850.91 -36.30

寄り付き 17821.85

安値/高値 17759.36─17853.84

東証出来高(万株) 102732

東証売買代金(億円) 10775.48

(長田善行)

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