日経平均は8日ぶり反落、円安一服で利益確定売り広がる

終値は122円安の1万7813円

ロイター
12月9日、東京株式市場で日経平均は8日ぶりに反落した。東証のロゴマーク。1月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は8日ぶりに反落した。連日の上昇で高値警戒感が広がるなか、取引時間中に外為市場でドルが弱含み、主力輸出株を中心に利益確定売りが優勢となって一時前日比で162円安まで下げた。

ただ日本株に対する需給面での安心感などを支えに、大引けにかけては下げ渋る展開となった。

前日の米国株安により、朝方の東京市場は売りが先行する展開となっていたが、後場にドル/円が120円台前半まで弱含む動きを見せると、トヨタ自動車<7203.T>キヤノン<7751.T>といった輸出関連株が下げ幅を拡大した。国内では手がかり材料にも乏しく、東証1部・33業種のうち、食品、電気・ガスなどを除く29業種が下落した。

日経平均は8日まで7連騰。節目の1万8000円も同日に上抜いた。新たな上値のめどとしては、2007年2月に付けた1万8300円39銭が意識されており、これを突破すれば00年5月以来、14年7カ月ぶりの高値水準となる。ばんせい証券の廣重勝彦ストラテジストは「歴史的なめどが見えたことで戻り売りが出やすい局面にある」と指摘。日本株の需給面での期待感もあり「下げはしたが底堅い」との見方を示している。

個別銘柄では ソニー<6758.T>が続落。傘下のソニー・ピクチャーズエンタテインメントに対しサイバー攻撃をしかけたと主張する組織が、同社に対し、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺をテーマとしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開中止を要求したことなどが明らかになり、売りが広がった。半面、TASAKI<7968.T>が大幅高。8日、2014年10月期連結業績予想の上方修正を発表し、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり380銘柄に対し、値下がりが1378銘柄、変わらずが90銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17813.38 -122.26

寄り付き    17820.24

安値/高値   17773.3─17892.16

TOPIX<.TOPX>

終値       1436.09 -11.49

寄り付き     1436.14

安値/高値    1433.52─1442.01

東証出来高(万株) 213562

東証売買代金(億円) 23740.67

(長田善行)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ