日経平均は反発、中小型株物色や年末高期待が支援

終値は10円高の1万7818円

ロイター
12月26日、東京株式市場で日経平均は反発。欧米市場がクリスマスで休場となり、手掛かり材料に乏しいなか、前場は小口の利益確定売りに押された。写真は東証。4月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発。欧米市場がクリスマスで休場となり、手掛かり材料に乏しいなか、前場は小口の利益確定売りに押された。ただ、個人の節税対策売りが一巡し需給環境が改善したことで中小型株が堅調に推移したほか、年末高への期待感が支援材料となり、日経平均は後場に上げ転換。

そのままプラス圏を維持して引けた。

東証1部の売買代金は1兆3676億円と、3カ月弱ぶりの低水準だった前日をさらに下回った。海外投資家がクリスマス休暇から戻らず、市場参加者が引き続き乏しいなか、積極的な売買は手控えられた。前場はさえない値動きが続いたが、まさに「閑散に売り無し」(相場格言)の状態となり、日経平均は引けにかけてしっかりとした値動きとなった。

全般相場を支えたのは中小型株への物色。日経平均がマイナス圏にあった前場時点でも東証1部の騰落数では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っていた。「個人投資家を中心とする中小型株への物色が、次第に主力大型株にも広がった」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)という。TOPIX小型<.TSIS>は前日比1%高、東証マザーズ指数<.MTHR>も4%高となった。

寄り前に発表された11月鉱工業生産速報は前月比0.6%低下と、事前予想に反してマイナスとなった。ただ、先行きの生産予測指数は12月、1月ともに高い伸びを示したため、「株価への影響は限定的」(大手証券)との声が出ていた。

個別銘柄では、ノーリツ鋼機<7744.T>がストップ高。一部で、同社が子会社を通じてペン先製造の世界最大手テイボー(浜松市)を来年1月末に買収すると報じられた。買収金額は約300億円という。テイボーは医療関連商品に事業を広げており、ノーリツ鋼機が注力する医療分野の拡大につながるとの見方が広がった。

東証1部騰落数は、値上がり1422銘柄に対し、値下がりが362銘柄、変わらずが68銘柄だった。日経平均の12月期末の配当落ち分は約21円とみられている。

日経平均<.N225>

終値      17818.96 +10.21

寄り付き    17778.91

安値/高値   17769.01─17843.73

TOPIX<.TOPX>

終値       1427.50 +6.24

寄り付き     1419.89

安値/高値    1419.77─1429.09

東証出来高(万株) 162069

東証売買代金(億円) 13676.09

(杉山容俊)

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