日経平均は大幅続伸、買い戻し優勢で一時300円超す上昇

終値は281円高の1万7167円

ロイター
1月8日、東京株式市場で日経平均は大幅続伸。一時、前日比で300円を超す上昇となり、1万7200円を回復する場面があった。都内で2014年12月撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続伸。一時、前日比で300円を超す上昇となり、1万7200円を回復する場面があった。米株高やドル高/円安など外部環境の改善を手掛かりに序盤から買いが先行。

売り方の買い戻しに加え、あすのオプションSQ(特別清算指数)算出をにらんだ売買を交え、堅調に推移した。もっとも直近の大幅な下げの反動に過ぎないとの声が聞かれ、引けにかけてはやや伸び悩んだ。

ユーロ圏の12月消費者物価指数(CPI)速報値が2009年10月以来、約5年ぶりに前年比でマイナスとなったことを受け、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和に踏み切るとの観測が台頭。投資家心理の改善から前日の米ダウ<.DJI>が200ドル以上、値上がりした流れを引き継ぎ、東京市場でも朝方から買い優勢となった。日経平均は寄り付きで節目の1万7000円を回復した。

昨年末から続いていたリスク回避の売りにいったん歯止めが掛かったことで、主力株を中心に買い戻す動きが広がったという。日経平均の上げ幅に比べて、東証1部の売買代金は2兆2004億円と盛り上がりに欠いたが、あすのオプションSQ算出を前に「デリバティブに絡む売買で、ボラティリティが大きくなっている」(国内証券)と指摘され、一時358円高となった。

日経平均が1月5日─6日に空けたマド(1万6881円73銭─1万7219円22銭)を埋めた後は、引けにかけて伸び悩んだ。東洋証券ストラテジストの土田祐也氏は「目先は米雇用統計の発表を控えているうえ、欧州の金融政策の行方やギリシャ懸念などの不透明要因があるなかでは、自律反発の域を出ることは難しい。戻り一巡後に再び下値を試しかねない」と慎重にみていた。

個別銘柄では、任天堂<7974.T>が後場、上げ幅を拡大。ガンホー<3765.T>が8日、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに「パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション」を新たに発売すると発表し、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり1445銘柄に対し、値下がりが296銘柄、変わらずが118銘柄だった。

(杉山容俊)

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