日経平均続落、米株・資源価格の下落嫌気で1万7000円割れ

前場終値は186円安の1万6901円

ロイター
1月14日、前場の東京株式市場で日経平均は続落した。都内で6日撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 14日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米株安や外為市場での円高進行を受け、主力輸出株は総じて軟調な展開。1万7000円を割れて午前の取引を終えた。原油相場に加え、銅先物など資源価格の下落が相場の重しとなるなか、個別銘柄の物色傾向が強まった。TOPIXは0.86%安となった。

13日の米国株式市場ではアルミ大手アルコア<AA.N>の決算を好感し、主要指数が1%超上昇する場面があったものの、資源価格の下落が嫌われ下げに転じた。外部環境を嫌気し、朝方の東京市場では売りが先行。トヨタ自動車<7203.T>キヤノン<7751.T>といった自動車・電機株の一角が軟調に推移したほか、ファーストリテイリング<9983.T>が2.1%超、ソフトバンク<9984.T>が2.5%超の下落となり、指数を押し下げた。

銅先物価格も軟調に推移。セクター別では非鉄が3.8%の下落となった。「世界景気への不透明感が強まり、買い手控えムードが広がりつつある」(中堅証券)との見方が出る一方、好業績銘柄や材料株は物色された。

光世証券の西川雅博執行役員は「全体として方向感はない。資源価格が下げ続ける間はどうしても不安心理が働く。商品系ファンドが損失補てんのため株売りに動き、需給を悪化させるとも見方も広がっている」と指摘。短期筋主導の展開となるなかで「一気に弱気なムードとなることも見込みにくく、押し目買いで支えられている部分もある」との見方を示している。

個別銘柄では日東電工<6988.T>が昨年来高値を更新。14日付の日本経済新聞朝刊は、同社の2015年3月期の連結営業利益が1000億円強に達する見通しと報じ、物色された。自社株買いを発表したタチエス<7239.T>も買われた。半面、 ネオス<3627.T>は昨年来安値を更新。15年2月期連結業績予想の下方修正の発表が嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり520銘柄に対し、値下がりが1207銘柄、変わらずが131銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 16901.2 -186.51

寄り付き 16961.82

安値/高値 16889.08─17036.72

東証出来高(万株) 102539

東証売買代金(億円) 10031.70

(長田善行)

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