米国株は横ばい、IMF成長予想引き下げをECB緩和期待が相殺

ダウは3ドル高の1万7515ドル

ロイター
 1月20日、米株式市場は横ばい。IMFが世界経済の成長率予想を引き下げたが。ECBをはじめ各国中銀が景気下支えに向けてより積極的な措置を講じるとの期待が高まり株価を支えた。ニューヨーク証券取引所(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 休場明け20日の米国株式市場は、ほぼ横ばいで終えた。国際通貨基金(IMF)が2015、16年の世界経済の成長率予想を引き下げたが、欧州中央銀行(ECB)をはじめ中銀が景気下支えに向けてより積極的な措置を講じるとの期待が高まった。

ダウ工業株30種<.DJI>は3.66ドル(0.02%)高の1万7515.23ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は20.47ポイント(0.44%)高の4654.85。

S&P総合500種<.SPX>は3.13ポイント(0.15%)高の2022.55。

IMFは今年と来年の世界の経済成長率予想をいずれも0.3%ポイント引き下げた。IMFはまた、原油安によりデフレリスクが高まるなか、実質金利の上昇を回避するため先進国は金融緩和策を維持すべきだと主張した。

IMFの経済成長見通し下方修正は2016年にかけて燃料需要が低迷することを示唆し、原油相場が一段と下げる要因となった。ただ、一部のエネルギー関連企業の決算が好調だったため、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は0.09%上昇した。

ECBは低迷している域内経済を支援するため、22日に債券購入プログラムを発表すると予想されている。オニール・セキュリティーズのディレクター、ケン・ポルカリ氏は、ECBが失望を誘う事態になれば、市場は厳しい調整局面に入ると指摘した。

資源開発サービスのハリバートンとベーカー・ヒューズの両社は掘削活動の縮小で2015年の業績が圧迫されると警告したが、昨年第4・四半期の利益は市場予想を上回った。株価はハリバートンが1.8%高、ベーカー・ヒューズは1.2%上昇した。

医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は2.6%安。同社の第4・四半期決算は調整後の1株当たり利益が市場予想を上回ったが、売上高が市場予想に届かなかった。

金融のモルガン・スタンレーは0.4%安。同社の第4・四半期決算は、法務費用が軽減されて大幅な増益となったが、確定利付証券、外国為替、商品(コモディティ)のトレーディング部門の収入が81%減少した。

外国為替取引プラットフォーム運営のFXCMは87.3%急落。同社は最近のスイスフラン相場急騰に伴い多額の損失が発生し、リューカディア・ナショナルから3億ドルの融資を受けると公表していた。

時間外取引では、26.3%の増収となった決算発表を受けて動画配信サービスのネットフリックスが12.1%上昇。IBMは決算発表を受け1.6%下げた。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約72億株で、今月これまでの1日当たりの平均である72億9000万株に近い水準だった。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1207で下げ1894(比率は1対1.57)、ナスダックが上げ1128で下げ1639(1対1.45)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値          17515.23(+3.66)

前営業日終値    17511.57(+190.86)

ナスダック総合<.IXIC>

終値    4654.85(+20.47)

前営業日終値    4634.38(+63.56)

S&P総合500種<.SPX>

終値      2022.55(+3.13)

前営業日終値    2019.42(+26.75)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ