日本オラクル、「20年クラウドNO.1」狙う新型マシンの実力

通期業績にも上振れ期待

山内 哲夫
従来機に比べ、容量で33倍、性能で4倍を実現した「オラクルエクサデータベースマシンX5」

日本オラクル(4716)が1月29日に発売した、高速データベースマシンの最新版「オラクルエクサデータベースマシンX5」。2013年に発売した「X4」から容量で33倍、性能で4倍を実現させる一方で価格は据え置き、すでに同市場で占める圧倒的首位の座を盤石のものにしそうだ。同社では、これをスーパークラウドシステムズの一つと位置づけ、20年クラウドナンバーワンへの道筋の一つであるとした。

 記者会見で日本オラクルの杉原博茂社長は「オラクルが目指すのは無分別智」と説明。つまり、ハードやソフトという区切りを取り払い、ユーザーが、それを意識することなく使える環境を提供することを目指しているという。その象徴が、エンジニアドシステムという製品。特に、同社が持つ世界首位の最強製品である「オラクルデータベース」を使うためのマシンである「エクサデータ」は発売以来、大ヒットとなっており、高成長が続くこの市場で、IBMやHPを押さえ、約5割のシェアを握り首位を走っているようだ。

 オラクルがハードも手掛ける契機となったのは、10年前のサンマイクロシステムズ買収で、以来ソフトとハードの融合を推進してきた。データベースを大量に保有でき、迅速に動かすための機能をアップさせてきたが、その最新版である「X5」では、フルラック状態で、672TB(テラバイト)のストレージ、179TBのフラッシュ、288コアのCPU、6144GB(ギガバイト)のメモリを搭載、価格は1.2億円を据え置いた。ここまでのボリュームが不要のユーザーのために、ラックを分割して販売しており、最小構成は2390万円。必要に応じて自由に増設可能な点も好評だという。

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日オラクル (4716)

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