日経平均は反発、米株高と好決算銘柄堅調で一時200円超上昇

前場終値は111円高の1万7717円

ロイター
1月30日、前場の東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米株高やドル高/円安の進行など外部要因を好感し、前日比で一時200円を超す上昇となった。写真は東証。2014年10月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米株高やドル高/円安の進行など外部要因を好感し、前日比で一時200円を超す上昇となった。買い一巡後は利益確定売りに押され伸び悩んだものの、好業績銘柄は総じて堅調な展開。

武田薬品工業<4502.T>NTTドコモ<9437.T>が昨年来高値を更新するなど、ディフェンシブ関連・内需株もしっかりとした値動きとなった。

前日の米国株式市場は原油価格が持ち直したことなどを受けエネルギー関連株に買いが入り、ダウ<.DJI>が200ドルを超える上昇となった。主要3指数の反発とともに、円安の進行も好感され、日本株は買い優勢で始まった。

野村ホールディングス<8604.T>など好決算を発表した主力株は上昇。セクター別では水産・農林<.IFISH.T>や保険<.IINSU.T>、パルプ・紙<.IPAPR.T>などが上げる一方、鉄鋼<.ISTEL.T>、その他金融業<.IFINS.T>は下落した。

寄り付き前に発表された12月鉱工業生産指数速報は、市場予想をやや下回ったが、「生産予測指数で前向きな生産計画が明らかになり、株式市場にとっては悪くない」(国内証券)と評価する向きもあった。ただ指数は前引けにかけて伸び悩み、東証マザーズ指数<.MTHR>など新興株式市場はマイナス圏で午前の取引を終えた。

東洋証券の大塚竜太ストラテジストは、日経平均は週末要因に加え「今年の高値圏にあることで利益確定売りも出やすい。企業決算のピークとなっているが、内容を見極めたいという意識も働いている」と指摘。一方で「今週に入ってから、まだ単発的ではあるが、海外投資家の動きが少しずつ出始めてきた印象がある」とし、こうした動きが継続するようになれば、日本株にポジティブだとの見方を示している。

個別銘柄では、2015年3月期の連結業績予想と年間配当予想を上方修正すると発表したフォスター電機<6794.T>が昨年来高値を更新。サイバーエージェント<4751.T>は29日の決算発表を受けストップ高まで買われた。

半面、 ソフトバンク<9984.T>が続落。中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングが発表した10━12月期決算は売上高が市場予想を下回り、同社株価が前日の米株式市場で8.8%下落。同社株を保有するソフトバンクにも、含み損などを警戒した売りが優勢となり、日経平均を約29円押し下げる要因となった。

東証1部の騰落数は、値上がり1087銘柄に対し、値下がりが602銘柄、変わらずが172銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 17717.32 +111.10

寄り付き 17788.74

安値/高値 17680.15─17808.47

東証出来高(万株) 123286

東証売買代金(億円) 11929.23

(長田善行)

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