日経平均は反落、円強含みで先物に売りも一部内需株は堅調

前場終値は138円安の1万7573円

ロイター
2月10日、前場の東京株式市場で日経平均は反落。一時161円安となる場面があった。前日の米株安に加え、強含みで推移した円相場が重しとなり、主力株を中心に売り優勢だった。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato )

[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落。一時161円安となる場面があった。前日の米株安に加え、強含みで推移した円相場が重しとなり、主力株を中心に売り優勢だった。内需株の一角や好業績銘柄は堅調に推移したが、先物市場に断続的な売りが出て、指数は軟調に推移した。

ギリシャの債務交渉をめぐる不安感やウクライナ情勢への警戒感などが投資家の買い意欲を削ぎ、前場の日経平均はさえない値動きが続いた。「前日まで3日連続で陰線となっており、投資家の目線は下方向に向きがち」(SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏)という。あすに祝日を控え、積極的に買いづらいとの見方もあった。

午前10時30分に発表された1月中国CPIとPPIがともに市場予想を下回り、中国経済の軟調さがあらためて裏付けられたことで海運や機械、鉄鋼など関連業種が売られたことも重しとなった。もっとも上海総合指数<.SSEC>が上昇していることから日本株への影響は軽微との指摘も出ていた。

個別銘柄では、ワタミ<7522.T>が大幅安。9日、2015年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表し、嫌気された。外食事業の既存店売上高が計画を大きく下回ったことなどで、今期の営業損益は従来の13億円の黒字予想から一転、13億円の赤字(前期29億円の黒字)となる見通し。年間配当予想も従来の10円から無配(前期15円)に見直した。

半面、日産自動車<7201.T>が続伸。9日に発表した2015年3月期連結業績予想の上方修正を好感した。またNTT<9432.T>NTTドコモ<9437.T>JT<2914.T>などの内需株が堅調だった。市場では「値動きが安定している高利回り株として地銀の買いが観測されている」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり771銘柄に対し、値下がりが908銘柄、変わらずが182銘柄だった。」

日経平均<.N225>

前場終値 17573.51 -138.42

寄り付き 17662.67

安値/高値 17550.03─17673.27

東証出来高(万株) 95438

東証売買代金(億円) 9831.01

(杉山容俊)

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