富士通が眼球で本人確認するスマホ試作

画面チラリでロック解除

ロイター
3月2日、富士通は画面をみるだけで、ユーザーの眼球の虹彩を読み取ってロック解除ができるスマートフォン(スマホ)の試作機を開発したと発表した。都内で2012年6月撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 2日 ロイター] - 富士通<6702.T>は2日、画面をみるだけで、ユーザーの眼球の虹彩を読み取ってロック解除ができるスマートフォン(スマホ)の試作機を開発したと発表した。「虹彩認識」の技術をスマホに搭載できるレベルまで小型化し、実用化に近づけた。2015年度中の製品化を目指す。

スマホの画面をみるだけで本人確認できるため、手袋をしている場合など、指先で暗証番号が打ち込めない際もロック解除ができる。また、パスワード入力の代わりに画面をみるだけでインターネットにログインすることも可能だ。

富士通は、この技術を搭載したスマホを試作し、2日から5日までスペインのバルセロナで開催の携帯見本市「MWC」に出展する。

虹彩認証は生体認証方式の1つで、眼球の虹彩の皺(しわ)のパターンを赤外線で読み取って本人確認する。虹彩認証技術はメーカー間で開発競争になっているが、富士通はスマホに使えるレベルまで小型化し、認証の精度も高めた。

これまでも富士通は、静脈認証機能付きのパソコンや、指紋認証するスマホなど、生体認証技術を搭載した機器を発売。これに加え、ユーザーにとって「画面をみるだけ」といった使いやすさのある虹彩認証の技術開発を一段と進め、スマホやタブレット端末のほか、様々なセキュリティ機器への搭載を目指す。

(村井令二)

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