日経平均は4日ぶり小反落、利益確定売り優勢に

終値は11円安の1万8815円

ロイター
3月3日、東京株式市場で日経平均は4日ぶりに小反落。前日の米国株高や円安の進行など良好な外部環境から買いが先行したものの、次第に利益確定売りが広がった。都内で先月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに小反落。前日の米国株高や円安の進行など良好な外部環境から買いが先行したものの、次第に利益確定売りが広がった。取引時間中には為替がドル安/円高方向に振れ相場の重しとなったが、需給面での安心感などを背景に下値は限られた。

ただ内需関連やディフェンシブ銘柄の一角は堅調。TOPIX、JPX日経400<.JPXNK400>は4日続伸となった。

前日の米国市場ではナスダック指数がほぼ15年ぶりに5000ポイントを突破して引けたほか、東京市場の寄り付き前にはドル/円が120円台前半と円安基調で推移。こうした流れを好感し、日経平均は1万8900円台を回復して始まったものの、高値警戒が広がり前場引け前には前日比で一時96円安まで売られた。

もっとも公的年金や海外勢などの日本株買いへの期待感は根強く、指数はやがて下げ幅を縮小。ファーストリテイリング<9983.T>が前日比で1.73%安となり、日経平均を約32円押し下げる要因となったものの、「3月期末を控え実需の投資家も指数の動きより個別銘柄への関心が高くなっている」(国内証券)との指摘もあり、押し目買いの意欲もみられた。セクター別では医薬品<.IPHAM.T>、食料品<.IFOOD.T>の上げが目立った一方で、証券<.ISECU.T>、鉄鋼<.ISTEL.T>などが下落した。

市場からは、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和などを背景に「世界的に株高基調となっているが、日本は先行して上がった部分がある。 騰落レシオや25日移動平均線との上方かい離率など、一時よりは強くないとはいえ、やや過熱気味の状況が続いており、このあたりの部分も買いづらさにつながっている」(高木証券投資情報部長・勇崎聡氏)との声が出ている。

個別銘柄ではシャープ<6753.T>が軟調。3日、主力行に資本支援の要請を検討して いることが明らかとなり、経営の先行きに対する懸念が広がった。半面、ピジョン<7956.T>が昨年来高値を更新。2日、2016年1月期の連結営業利益が前期比8.8%増の139億円、連結当期利益が同5.3%増の89億円になるとの見通しを発表し、業績拡大予想を評価する買いが入った。

東証1部騰落数は、値上がり672銘柄に対し、値下がりが1058銘柄、変わらずが130銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18815.16 -11.72

寄り付き    18910.52

安値/高値   18730.57─18910.52

TOPIX<.TOPX>

終値       1526.83 +1.86

寄り付き     1531.68

安値/高値    1517.69─1531.91

東証出来高(万株) 231592

東証売買代金(億円) 24180.62

(長田善行)

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