日経平均は続落、先物売りで後場下げ転換

終値は125円安の1万8665円

ロイター
3月10日、東京株式市場で日経平均は続落。一時213円安となる場面があった。米株高や円安を買い手掛かりに前場は堅調な値動きだったが、後場に入ると先物売りが強まり下げに転じた。写真は、東証、2014年撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落。一時213円安となる場面があった。米株高や円安を買い手掛かりに前場は堅調な値動きだったが、後場に入ると先物売りが強まり下げに転じた。

高値警戒感が抱える中で、週末のSQ(特別清算指数)算出を控え、ポジションを落とす動きが強まったという。もっとも引けにかけては下げ幅をやや縮小した。

9日の米ダウ<.DJI>が大幅反発し、投資家の不安心理がいったん和らいだことから朝方は主力銘柄を中心に買いが先行した。円安進行を手掛かりにトヨタ自動車<7203.T>が昨年来高値を更新するなど輸出株を中心に上昇し、日経平均は寄り付き後に133円高をつけた。TOPIXやJPX日経インデックス400はともに6日の昨年来高値を更新した。

ただ後場には一転売り圧力が強まった。メジャーSQ算出をにらんで「先物主導で思惑的な売り仕掛けが強まった」(SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏)との見方が多い。ファーストリテ<9983.T>ファナック<6954.T>などの値がさ株が先物売りに伴う裁定解消売りで後場一段安となった。

下値では個人投資家による押し目買いや日銀など公的マネーによる買いが期待され、引けにかけてはやや下げ渋ったが、市場ではいったん調整入りするとの見方も出ている。ニッセイ基礎研究所・主任研究員の井出真吾氏は「2月に大きく買い越した海外勢の巻き戻しが強まれば、公的資金が入っても支えきれない。短期的には1万8000円割れも想定される」とみていた。

個別銘柄では、東日本ハウス<1873.T>が大幅反落。9日発表の第1四半期決算で営業赤字6億7800万円を計上したことが嫌気された。半面、FPG<7148.T>が昨年来高値を更新。9日に発表した2015年9月期連結業績予想の上方修正や株式分割が材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり739銘柄に対し、値下がりが974銘柄、変わらずが151銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18665.11 -125.44

寄り付き    18891.01

安値/高値   18577.06─18924.38

TOPIX<.TOPX>

終値       1524.75 -7.01

寄り付き     1539.25

安値/高値    1517.68─1541.76

東証出来高(万株) 213776

東証売買代金(億円) 25968.31

(杉山容俊)

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