日経平均は小幅続伸、高値警戒感で伸び悩む

前場終値は37円高の1万9291円

ロイター
3月16日、前場の東京株式市場で、日経平均は小幅に4日続伸。一時1万9349円まで買われ、取引時間中としては2000年4月20日以来、約15年ぶりの高値水準をつけた。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato )

[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は小幅に4日続伸。一時1万9349円まで買われ、取引時間中としては2000年4月20日以来、約15年ぶりの高値水準をつけた。好調な企業業績や需給面での安心感を背景に、資金流入が継続した。賃上げによる国内の景気回復期待も相場を後押ししたが、日経平均は急ピッチの上昇で高値警戒感も強く、買い一巡後は伸び悩む展開だった。前引けのTOPIXは小反落となった。

足元で日本株と米国株の連動性が薄れていることから、前週末の米国株安の影響は限定的だったが、日経平均は13日までの3営業日で589円高と急上昇し、短期的な過熱感が意識された。17─18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、上値追いには慎重姿勢もみられた。トヨタ自動車<7203.T>のベースアップ(ベア)が過去最高の月4000円で決着と報じられ、市場は国内景気への前向きな波及に期待している。ただ、ベアは企業にとってコスト増加が先行する。トヨタは前引け小幅のマイナスだった。

市場では「日本株の組み入れ比率を機械的に上げている投資主体が多く、需給面から下振れにくくなっている。もっとも、チキンレース的な面もあり、潜在的なボラティリティリスクは高まっている」(内藤証券投資情報本部部長の浅井陽造氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、三菱UFJFG<8306.T>三井住友FG<8316.T>など大手銀行株が堅調。低PBRで相対的な割安感が強いほか、国内の景気回復期待も反映しているとみられている。半面、東洋ゴム工業<5105.T>が大幅安。同社は13日、子会社が製造した建築用免震ゴムの一部が国土交通大臣認定の性能評価基準に適合していない事実が判明したと発表、事態の先行きを懸念した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり1008銘柄に対し、値下がりが701銘柄、変わらずが157銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 19291.95 +37.70

寄り付き 19245.38

安値/高値 19226.71─19349.2

東証出来高(万株) 100390

東証売買代金(億円) 11731.23

(河口浩一)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ