日経平均は大幅反発、投信設定で心理改善 一部に緩和思惑も

終値は242円高の1万9640円

ロイター
4月7日、東京株式市場で日経平均は大幅反発。一時269円高となり、3月25日以来、約2週間ぶりの高値水準となった。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反発。一時269円高となり、3月25日以来、約2週間ぶりの高値水準となった。米株高や円高一服などを手掛かりに買いが先行。相次ぐ良好な投信設定が市場心理の改善につながったほか、中国などアジア株の堅調な値動きも支援材料となった。あすの日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、追加緩和の思惑を指摘する声も出ていた。

低調だった3月米雇用統計の影響が懸念されたものの、6日の米国株式市場では米連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を遅らせるとの見方から米主要株価指数が上昇。外為市場では1ドル119円台半ばと円高進行が一服し、買い安心感が広がった。週末のオプションSQ(特別清算指数)算出を控え、先物へのヘッジ買い需要なども指摘された。

前週末に1000億円強を集めた野村アセットマネジメントの「日本企業価値向上ファンド」に続き、きょうは新光投信の「新光シラー・ケープ日本株式戦略ファンド」が上限1000億円に対し設定額630億円と資金を集めた。「投信設定に伴う需給面での安心感から、投資家心理が改善している」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)という。

7─8日開催の日銀会合を控え、一部では追加緩和を指摘する声もあった。いちよし証券・投資情報部課長の及川敬司氏は「今回は追加緩和無しとの見方が市場のコンセンサスだが、以前のサプライズ緩和を見ると、もしかしたらという考えが消えない」として、思惑的な売買につながりやすいとの見方を示した。緩和の恩恵を受けやすい銀行株や不動産株が買われたことも思惑を誘った。

個別銘柄では、栄研化学<4549.T>が後場一段高。同社が大腸がんの疑いを調べるための検査薬を2016年度上半期にも薬局やドラッグストアなどで市販すると報じられ、材料視された。原油価格の上昇を受け、国際石油開発帝石<1605.T>JXホールディングス<5020.T>など石油関連株が買われた。

半面、アドヴァン<7463.T>が反落。同社は6日、2016年3月期の連結当期利益が前期比24.3%減の25億5000万円になるとの見通しを発表。減益予想を嫌気した売りが先行した。

東証1部騰落数は、値上がり1290銘柄に対し、値下がりが480銘柄、変わらずが108銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19640.54 +242.56

寄り付き    19539.03

安値/高値   19501.31─19667.48

TOPIX<.TOPX>

終値       1578.55 +17.84

寄り付き     1572.72

安値/高値    1571.44─1583.5

東証出来高(万株) 209545

東証売買代金(億円) 24149.16

(杉山容俊)

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