日経平均3日続伸、連日の年初来高値更新で1万9900円回復

前場終値は127円高の1万9917円

ロイター
4月9日、前場の東京株式市場で日経平均は3日続伸となり、取引時間中としては2000年4月以来、15年ぶりに1万9900円台を回復した(2015年 ロイター/YUYA SHINO)

[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は3日続伸となり、取引時間中としては2000年4月以来、15年ぶりに1万9900円台を回復。前日に続き年初来高値を更新し、節目の2万円に迫る動きをみせた。寄り付き前に財務省が発表した対内株式投資が1兆円超の買い越しとなったことで、海外からの資金流入期待が広がった。

財務省が9日発表した3月29日ー4月4日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対内株式投資は1兆0361億円の買い越しとなった。海外投資家の日本株買いに伴う需給面での安心感が意識されるなかで、前日の米国株高など外部要因も支えに東京市場では買いが先行。その後日経平均は先物主導で上げ幅を拡大し一時、前日比で156円高となる1万9946円78銭まで強含んだ。

TOPIXも3月23日に付けた年初来高値を更新。ただ日本株は前場終盤にかけては利益確定売りに押される形となり、伸び悩む展開となった。業種別では医薬品が上昇率でトップとなったほか小売、食料品などの内需関連も堅調に推移。不動産は朝方は安く始まったが、プラス圏に浮上した。半面、原油先物価格の下落を受け石油関連株は下落した。

エース経済研究所の子幡健二社長は「材料に乏しく、仕掛け的な動きがなければ後場は若干伸び悩む可能性もあるが、2万円はあくまで通過点」と指摘。「円相場と日本株の連動性が薄れつつあるのは、為替ヘッジをしない中長期の資金が流入しているととらえることもできる」とし、海外勢による日本株買いや国内企業業績への期待感などが目先の相場の下支えとなるとの見方を示している。

個別銘柄ではファミリーマート<8028.T>がしっかり。同社は8日、2016年2月期の連結営業利益が前年比16.0%増の469億円になるとの見通しを発表した。出店経費などの抑制により過去最高益を狙う。年間配当も4円増配して110円と、11期連続の増配を計画している。

半面、レナウン<3606.T>が大幅安。8日に発表した2015年2月期業績予想の下方修正を嫌気した。連結当期損益は6億円の黒字から1億2000万円の赤字に修正。クリアランス販売が盛り上がりを欠いたことなどが響く。同社株は短期資金を集めて足元で急騰したことから、反動も出たとみられている。

東証1部の騰落数は、値上がり767銘柄に対し、値下がりが952銘柄、変わらずが157銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 19917.47 +127.66

寄り付き 19851.12

安値/高値 19822.49─19946.78

東証出来高(万株) 102492

東証売買代金(億円) 11318.58

(長田善行)

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