「20年に首位」目指す! クラウド4強と異なるオラクルの新戦略

日本に本格的なデータセンター設置し本格攻勢

山内 哲夫
都内で顧客向けイベントを開催したオラクル(撮影:梅谷秀司)

 ソーシャルメディアが爆発的に普及し、新しい口コミの力が企業の命運を左右する時代になった。企業は従来型のIT投資をしていれば「消える」リスクも高まってしまう。ITには革新こそ必要だと唱えるのが米オラクルのマーク・ハードCEOだ。

協業体制「G5」構築の発表の様子

 4月9日と10日にオラクルは都内で顧客向けイベントを開催、来日した創業者のラリー・エリソン会長とマーク・ハードCEOも登壇し活況を見せた。日本で年内メドにデータセンターを開設する発表を行い、初日には登壇した富士通やNEC、NTTデータ、CTCの各社長と日本発の協業体制「G5」を構築する発表も行った。クラウドで三つの層すべてでサービスを開始し、強みのデータベースとJavaを武器にプラットフォームクラウドも強化する姿勢を鮮明にした。

 日本市場への本格的な取り組みが好感される格好で、日本法人である日本オラクル(4716)の株価も再び勢いづいている。高ROEや業績上振れ期待もあり3月18日には5540円の高値をつけていたが、その後は調整入りし4月1日には5080円まで下げていた。ところが、ここにきて、再び騰勢を強めており、本日14日には一時5500円水準を奪回した。 

フォーチュン500のうち350社が消えた意味

 来日したマーク・ハードCEOが語ったのは企業が生き残ることの難しさ。「1990年にフォーチュン500に入っていた企業のうち350社は買収されたり倒産して、いなくなっている。実に75%が消えてしまった」。この背景として注目するのが、企業のIT投資の中身だ。

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日オラクル (4716)

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