日経平均は3日ぶり小反発、中小型株しっかり 様子見ムードも

終値は3円高の1万9908円

ロイター
4月14日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反発。ドル安/円高の進行が重しとなったほか、日米の決算発表の本格化を前に様子見ムードも広がり、方向感の乏しい展開となった。都内で2010年11月撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに小反発。ドル安/円高の進行が重しとなったほか、日米の決算発表の本格化を前に様子見ムードも広がり、方向感の乏しい展開となった。ただ、出遅れた中小型株を物色する傾向は強まり、東証1部全体の68%の銘柄が上昇。大引けにかけてプラスに転じるなど底堅さもみられた。

前日の米国株安などを嫌気し、東京市場では売りが先行したものの、安値圏では押し目買いの姿勢も見られ切り返した。もっとも前週末のやや急ピッチな上昇を受け、短期的なスピード調整の局面との見方が広がっていたほか、日米企業の決算を見極めたいとの心理も働いた。

さらに今晩発表の米小売売上高が「伸び悩んだものとなれば、日本株にも若干の影響を及ぼす可能性がある」(岩井コスモ証券・投資調査部副部長の有沢正一氏)との警戒感もくすぶり、日中は様子見姿勢が強まった。

今月に入ってから上昇基調にあったキッコーマン<2801.T>明治ホールディングス <2269.T>など食品関連株の一角が連日の下落。内需株に対する利益確定売りがきょうも続いたほか、ファーストリテイリング<9983.T>ファナック<6954.T>といった値がさ株も売られ、日経平均の重しとなった。

一方、トヨタ自動車<7203.T>ホンダ<7267.T>など自動車株はしっかり。電機株ではソニー<6758.T>が前日比2.18%高となった。浜田宏一内閣官房参与の発言でドル/円が弱含んだにもかかわらず主力輸出株は物色された。

下落すれば日銀のETF(上場投資信託)買いが入るとの期待感も支えに、指数は底堅さもみせた。こうしたなかで、出遅れた中小型株を物色する動きも鮮明となった。TOPIXスモール指数<.TOPXS>は前日比0.85%高となり年初来高値を更新した。しかし市場全体ではこう着感が否めず、中小型株の上昇も「指数を押し上げるにはエネルギー不足だ」(国内証券)との声も聞かれた。

個別銘柄では大林道路<1896.T>が後場一段高。前引け後に2015年3月期の連結業績予想と年間配当予想の上方修正を発表したことで好感された。

また福井地裁が、高浜原発3・4号(福井県高浜町)の運転差し止めを福井県や関西の住民が求めていた仮処分申請について住民側の請求を認める決定を出したことを受け、関西電力<9503.T>が一時マイナス圏に転換。ただ「売り一巡後は押し目が入った」(国内証券)こともあり、前日比2.15%高で取引を終了した。

東証1部騰落数は、値上がり1279銘柄に対し、値下がりが475銘柄、変わらずが126銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19908.68 +3.22

寄り付き    19828.65

安値/高値   19828.65─19922.5

TOPIX<.TOPX>

終値       1590.82 +4.56

寄り付き     1583.07

安値/高値    1583.05─1591.65

東証出来高(万株) 173332

東証売買代金(億円) 20111.21

(長田善行)

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