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各国景気を横並びで比較できちゃう指標って何だ?

中国経済の減速も敏感に反映

岡田 晃
中国景気の減速感が強まっている

 ここへきて中国の景気減速にあらためて注目が集まっています。中国国家統計局が15日に発表した2015年1~3月期の実質GDP(国内総生産)は前年同期比で7.0%と14年通年の7.4%から0.4ポイント低下し、景気減速を印象づけました。

 これは同国が15年目標として掲げたばかりの「成長率7%」に早くも下寄せしたことになり、今後も景気減速が続けば目標を下回る可能性が十分あります。このため、19日には中国人民銀行が預金準備率の引き下げを発表しました。中国はすでに金融緩和策を打ち出していますが、GDP鈍化を受けて追加緩和に踏み切った形です。

 こうした中で、景気減速をさらに裏付けるデータが発表されました。英国の金融大手、HSBCが23日に発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値によると4月のPMIは49.2となり、3月の確報値より0.4ポイント低下しました。これは市場予想を下回り14年4月以来、1年ぶりの低水準です。

 PMIは「Purchasing Managers’ index」の略で、中国国内の製造業400社余りの購買担当者を対象に、新規受注、生産、価格、購買状況などについてアンケート調査し、その結果を指数化したものです。50が景気判断の分かれ目で、50を上回ると景気拡大、50を下回ると後退の目安になります。

 では、なぜ「購買担当者」なのでしょうか。部品や原材料を調達する購買担当者は自社製品の需要動向や売り上げ、生産の状況を基に先々の見通しを立て、それに応じて部品や原材料の仕入れを行います。その結果、彼らの景況感は数カ月先の景気を敏感に反映。PMIは景気の先行指標に位置づけられているのです。

 最近のPMIの推移を見ると、11年ごろから低下傾向が顕著になり、12年10月まで12カ月連続で50割れとなりました。その後は50を挟んで数カ月ごとに上下の動きを繰り返していますが、14年12月以降は15年4月までの5カ月のうち50を上回ったのは2月だけで、残りの4カ月は50を下回っています。このように徐々に低下傾向が強まっており、全体としては景気減速を示しています。

東洋経済から絶好調企業を先取り

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