米国株式市場は下落、FOMC声明や予想下回るGDPが圧迫

ダウは74ドル安の1万8035ドル

ロイター
4月29日、米国株式市場は下落。米連邦準備理事会(FRB)が声明で景気判断を引き下げたことや、第1・四半期の米国内総生産(GDP)が市場予想を大きく下回る結果となったことが要因。2014年10月撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 29日の米国株式市場は下落。米連邦準備理事会(FRB)が同日発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で景気判断を引き下げたことや、朝方発表された第1・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が前期比0.2%増と、市場予想の1.0%増を大きく下回る結果となったことが圧迫要因となった。

ダウ工業株30種<.DJI>は74.61ドル(0.41%)安の1万8035.53ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は31.78ポイント(0.63%)安の5023.64。

S&P総合500種<.SPX>は7.91ポイント(0.37%)安の2106.85。

FRBはFOMC声明で利上げの実施時期について、経済指標次第であり、かつ会合ごとに判断する姿勢を示し、6月の利上げの可能性を排除しなかった。ただ、声明は米経済の一部に見られる弱さを指摘、利上げを急がない姿勢をにじませた。このため利上げは9月以降になるとの見方が強まり、株価は下げ渋った。

フェニックス・フィナンシャル・サービシズの首席市場アナリスト、ウェイン・カウフマン氏は「FRBが金利の正常化を望んでいることは誰もが認識しているが、明快な事実として、指標は現時点で行動することを正当化していない」と述べた。

セクター別では、S&P主要10業種のうちエネルギー株、金融株、素材株が上昇したが、他の7業種は下落した。

個別銘柄では、医療保険のヒューマナが7.2%安。四半期決算の利益が市場予想を下回ったことで売られた。同業のユナイテッドヘルスも3.4%下げた。

短文投稿サイトのツイッターは8.9%安。前日の決算発表で、新しいダイレクト・レスポンス広告への需要がさえないとして通期の売上高見通しを引き下げたことが響いた。

カジノ運営のウィン・リゾーツは16.6%の急落。第1・四半期の利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。

一方、顧客管理ソフトのセールスフォース・ドットコムは11.6%高。買収の打診に対応するため、ファイナンシャルアドバイザーを起用したとの報道が買い手掛かりとなった。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約72億株で、今月これまでの平均の63億株を上回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1008で下げ2023(比率は1対2.01)、ナスダックは上げ867で下げ1853(1対2.14)だった。

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>          

終値         18035.53(‐74.61)

前営業日終値    18110.14(+72.17)

ナスダック総合<.IXIC>

     終値         5023.64(‐31.78)

前営業日終値    5055.42(‐4.83)

S&P総合500種<.SPX>

     終値         2106.85(‐7.91)

前営業日終値    2114.76(+5.84)

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