アングル:薄れるバフェット氏の神通力、保有銘柄が減収

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ロイター
4月30日、競合他社に負けない確立されたブランド力を持ち、経済的に「要塞」とも言える手堅い企業へ重点投資する──米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(84)は、この戦略を苦労して築き上げてきた。だが、彼のポートフォリオ中、多くの銘柄でその要塞は弱体化しつつある。写真は、ウォーレン・バフェット氏、3月撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 競合他社に負けない確立されたブランド力を持ち、経済的に「要塞」とも言える手堅い企業へ重点投資する──米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(84)は、この戦略を苦労して築き上げてきた。だが、彼のポートフォリオ中、多くの銘柄でその要塞は弱体化しつつある。

米IBM<IBM.N>、コカ・コーラ<KO.N>、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)<PG.N>などはほんの一例だ。業界大手であっても近年は競争激化に直面して売上高は減少しており、以前ほど他社を上回る業績を出すことは難しくなっている。

バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイ<BRKa.N>は、5月1日に四半期決算を発表する。その後、ネブラスカ州オマハでの年次株主総会開催となる。

2014年末時点で保有比率のトップ15に入った銘柄は、1年で平均7.8%の上昇となり、S&P500種全体の13.1%を下回る結果となっている。

バフェット氏の多くの支持者らは、彼の投資手法は短期的なものではないからだと言うだろう。だが比率の大きい銘柄の一部は、長期的にみても売上高が下落基調をたどっている。

「バフェット氏の要塞は、以前ほど鉄壁でも難攻不落でもなくなっている」。シーブリーズ・インベストメント・パートナーズ(フロリダ州)を率いるダグ・カス氏はこう話す。

だからといって、バフェット氏が愚かだということにはならない。これら15銘柄の株価は5年間で平均85%上昇しており、S&P500種の78%上昇をアウトパフォームしている。

これ以外にも、バフェット氏には楽観できる成功例がある。金融危機の直後に7億5000万ドルで取得したゴールドマン・サックス株は、時価25億ドル相当に跳ね上がった。バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>株7億株を50億ドルで取得できる株式購入権は、いまや112億ドルの価値がある。

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